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新潟という町

以前SEEDA君のブログ内のコーナー[HOOD REPORT]で新潟という町について書いてみました。



それのっけます。見てない人の為に。


新潟はこんな町です。俺の知る限り。






まず、書く前にこの機会をくれたSEEDA君に心から感謝します。

文才のない俺がどう新潟の「熱」を伝えれるのか。

もの凄く考えたが赤裸々に徒然なるままに書いてみたいと思います。

何をもって「地方」と呼ばれるのかは分からないが、間違いなく新潟にはHIP-HOPという音楽が根付いている。

さすがに都内ほど毎日パーティーは開催されてないが、毎週末、どこかのクラブでDJ,MC,DANCER達が自分の信じたスタイルでパフォーマンスをしている。グラフィティーだって見るようになってきました。

俺は誇りを持って言える。「新潟」は「地方」の中でも完全に群を抜いて盛り上がっている。

それは、どこの県のアーティスト達も必ず思っている事だと確信を持っているので、敢えて言わせてもらいました。

自分は新潟を背負ってるとは思ってません。でも新潟からパワーを送りたいと思っています。というよりも新潟を心から愛しています。

たまに言われたりします。「都内来ないの??」

東京に住む気は全くありません。

自分は新潟を誇ってるんじゃなく「生まれた町」に誇りを持ってるんです。

東京の人達が東京でラップしてる様に。

俺がラップやり始めた頃の新潟は、MCと呼べる人間は数える程度だった。むしろ自分も「勘違い」をしていた単なるクソガキだった。その当時目立っていた「上の人間」を意味なく毛嫌いしていた。「いつか越えてやる」ただそんだけだった。だがその感情もすぐに消えていきました。

DJ YOSHIIに出会ったからです。

その日から「いつか越えてやる」から「いつか一緒にやりたい」と思える人だった。

その気持ちは今でも変わらないし、その気持ちがあるからこそ活躍している沢山のかっこいいアーティスト達と曲を作りたいと素直に思えるようなりました。

この町には人口の割にはLOVEHATEが溢れている。心から応援してくれる奴もいれば、意味なく叩くやつもいます。だがそれは盛り上がっている「証拠」だと思っています。

東京と比べてしまうと、東京で戦っている「リアル」なアーティスト達に失礼かもしれなですが、自分はよく考えます。「東京」と何が違うのか??そこに人口や圧倒的なクラブの数は関係ありませんでした。違う所はただ一つ「空気」だった。アーティストが吐き出す空気が違う事に気づいた。その言葉の背景だった。場所が凄いんじゃなく、その場所で生まれ育ったアーティストが凄いんだと思うようになりました。

その違いに最初は嫉妬までも感じた。でも今は、その違いにも誇りを持っています。俺にしか書けない事があるし、俺にしか言えない事があると。俺の背には新潟の町しかない。

俺が所謂東京っぽいリリックを書いてもただの嘘つきっだし、かっこつけにしかならない。

てか何々っぽいってなんだ??生きてるだけでオリジナルだと思います。

また逆に俺のリリックを誰かがラップしても、きっと恥ずかしいぐらいでしょう。そんぐらい赤裸々で甘えん坊で、仲間を愛して、家族を、そしてこの町を愛している。

いつかメッセージをもらった事がある。「都内のクラブに言ったら新潟を馬鹿にされました。すごい悔しかったんです。だからもっとイベントとかで新譜とかガンガンかけたりしてください。もっとメインストリーム的なラップしてください」って。それを聞いても俺は悔しくもなんともなかった。むしろそのメッセージをくれた人が、そんな事を言われて悔しいと思った事に悔しかった。

都内のスタイルや新婦や情報の速さについていってるDJも勿論います。だがそのかけ方に常に試行錯誤しながらやっています。勿論挑戦も凄く大事だと思う。でもクラブはお客さんを楽しませるのが何よりのアーティストの「仕事」だと思っています。

そこは東京とか関係なく、いやむしろ新潟の中でも色んな内容のイベントがあって良いと思うし、作る側が楽しめなきゃお客さんにも伝わらないと思う。

だから俺には俺にしか作れないパーティーがある。幸いにも楽しいと言ってくれるお客さん達がいる。新潟やばいって言ってくれるアーティスト達がいる。だからもっとそのレベルが上がるようにやっていきたい。そしたらまたその人達が「新潟」を友達や、他の町で広めてくれる。それを俺は心から感謝している。こんな田舎にライブしに来てくれるアーティスト達に感謝している。

そして俺は少しでも新潟からパワーを送りたいと思います。少しでも皆が元気になるように。少しでも「そこ」に笑顔が増えるように。

今では新潟の中でも、長岡や上越や県央、魚沼にもしっかりとしたシーンがあると思っている。色んなアーテイスト達がいます。

だからどんどん新潟全体が盛り上がってきている。それは俺の力でもなんでもなく、HIP-HOPのもとに集まった人達が情熱と信念をもって、各土地を愛してるからだと思います。俺の隣にはI-FCREWがいる。そいつらがいる限り俺は、そして新潟はもっともっとヤバイレベルにいけると信じて戦っております。

ただし人口の天井にぶつかってる今、何をするべきかを考え、理屈抜きの「俺らの音楽」を広めていきたいと思っております。ここにいても根っこがあれば日本全土に伸びると思います。愛してんぜ新潟。

誰の予想も裏切り、誰の期待も裏切らない。それが新潟です。ちょっと言い過ぎました。

新潟よいとこ一度はおいで。

ではこの辺で。SEEDA君 Big respect!!全国の同志に感謝!!one love

USU aka SQUEZ