3.11 | The ON-GAESHI Days!!!! ussie Official Blog

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CRUNCHLOOPのDrums&Vocalとして活動中のussie(うっしー)のブログ☆
全ての人、物に“音返し”。
音楽、プライベート等の日々の事件をアップしていきます(*^^)v

毎年同じ投稿をしていますが、今年も改めて。

僕は中学〜高校時代、文通をしていた友達が陸前高田に住んでました。3.11、あの時はさほど気にもしなかったのに。数年後に急に強く思い出しました。
というよりは、まさかという気持ち、確かめる恐さ、不謹慎だという気持ちがありました。本当は陸前高田という地名ですぐに閃いたんですが…、ずっとそのままにしていました。
名前を検索すると、お悔やみの欄に名前が載っていました。しかも、同じ名字の家族らしき人も続けて載っていました。
その時から、この時期には心にぽっかりと穴が開いた様な気持ちになります。
津波や地震の前では大人も子どもも、お年寄りも若者も関係ない。一覧を見ていくと、色んな場所で色んな年齢の方が亡くなっていました。
唯一の共通点は、“その場所”に居たという事。
陸前高田に行って、色んな出会いがあった事、色んな感情が芽生えた事、またきちんと整理してアップします。
自然災害の恐ろしさ。誰もあんな事を想像できないですよね。でも、想像したくないと逃げる気持ちより、ゼロではない可能性に備え、あの出来事が教えてくれた事を糧にしたい。
良い言葉を聞きました。風化するとは忘れる事ではなく、当たり前になって文化になる事。つまり、語り継ぐ必要がなくなる事。例えば、“地震が起きたら、すぐに高台へ”。継続的な意味での身近な地震対策も。
あれから9年。全ての人にとって、同じ期間。でも、あの人が生きたかった9年。その想いだけは、これからも忘れずに1年1年積み重ねていく事が自分の使命だと思いながら、これからも生きていきます。
これだけは、たとえ悲しい出来事だとしても、忘れてはいけない事なんだと思います。
これは2018年の春に陸前高田を訪れた時の街の姿です。言葉を無くしました。今はどんな姿になっているんだろうか。
ただ、高台には新たな街が広がっていて、文通をしていた友達のご両親も住んでいました。運命の様な出会いもあり、僕の方が勇気をもらった旅でした。街や人の、前に進む力強さを最も強く感じました。