もいもい★
ちょっと前にNHKスペシャルをたまたま観てたら、自動車業界の特集がやってました。
トヨタ ピラミッド…、トヨタが一番頂上にあって、その下に子会社、孫会社と無数の組織が広がる。
不況や円高の影響で部品の受注がなくなり、工場の解体に立ち会う社員達。あれは本当に悔しい気持ちになったな。いわゆる町工場でも、そこには人それぞれにドラマがあって、大切な場所になっている。それを失くすのは辛いやろな。誰が悪いわけでもないからこそ、余計に悲痛な感じがしました。
また、生き残りをかけた鋳物メーカーが海外進出を目指す話。あれも決して他人事じゃない!
やはり、安い労働力を求めるのもしかり、他の大手メーカーはどんどん海外進出しているという現実。
現地法人の設立は本当に苦難の連続。異文化との考え方の違いや、作業者の確保、品質の維持など、日本国内に居るだけでは経験しないであろう事ばかり。
今後は待っているだけで仕事が下りて来るという構図は本当にありえへんのやな。まさに勝ち取りに行かなあかん。
取引先に追従して海外に進出するのも大事やけど、日本のメーカーが一丸となって、外国メーカーと勝負していく事が必要!
同じ自動車業界に携わってて、既に始まっている激動をヒシヒシと感じています。
これからどうなっていくんやろね。
日本のものづくりは決して絶対じゃない。世界から見たら日本製品は単なる一つの選択肢にすぎないし、本当に小さな島国なんやなって思いました。
やからこそ、しっかりと向き合っていかなあかんな。
以下、HPより。
震災、歴史的な円高、電力不足など、かつてない厳しい経営環境にさらされている国内の製造業。戦後、日本のもの作りを支え続けてきた、トヨタを頂点とする“ピラミッド型のサプライチェーン”にも大きな変化が起きている。
新興国の経済成長によって、生産の海外シフトが進む中、経営状態を改善したい下請けの部品メーカーの中には、海外進出に乗り出す企業が相次いでいるのだ。一方、国内でもの作りを守るための取り組みも動き出している。トヨタは圧倒的な技術力で生産の仕組みを根本から変える方針を打ち出した。傘下の企業にも大量生産を前提としない生産技術の革新の動きが始まっている。
もの作り大国・日本の象徴とも言える「トヨタ・ピラミッド」はどこへ向かうのか。トヨタと傘下の企業の模索の動きに密着し、これからの製造業の姿を考える。
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