4-1 サイノウガナイカラヤメタホウガイイ


「ひょっとして・・・。」秋海棠 紅葉(しゅうかいどう もみじ)は無神論者だ。この男はどうやら俺に光をもたらしてくれるらしい。神の使いか???いや、俺の才能を発掘してくれた、とでもいうべきか。

「簡単にトップになる方法を、教えてくれるんですか?」

男は力強くうなづいてこう言った。

「教えない。」

つづく


4-3

「気が変わった?」

4-4

「がっでぃむ」(あ、こういうときに使うのか)

4-5

「なんじゃい!」

バカらしい。結局ないんじゃないか、そんな手段。

「確率を高めればいいんだよ。君の歳でもだいぶ有効な道がある。」

男はこともなさげに言った。

「とりあえず、日本の最高学府、東京大学にいけばいいんだよ。」


つづく

4-6

ばかな。そんなの・・・。無理に決まっている。一時期ジャーナリストになりたくて

早稲田大学を考えたけど結局考えただけで終わった。

「いけないよ。頭がよくないから。あそこは天才がいくところしょ。」

つまり君はこう言うんだね。サイノウガナイカラヤメタホウガイイと。

「そうだよ。やるだけ無駄だよ。無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄~URYYYYY、だよ。」

男は、とても珍しいものでもみるかの目つきでこう言った。

「おたんちん。」


つづく

4-7

「才能があるとわかって成功している人間なんていないよ。才能がないから、

それはやらない人間の逃げ口上だ。才能とはつまるところ自分を信じる力だよ。

イチローにしたって浅田真央にしたって才能に助けられました、なんて口がさけても言わないです。

続けるこころの強さが、結果をだすのです。意味のあることを続ける力が「才能」だよ。」

つづく