第4章 春
9-1 いい大学へ行っても意味がない
まだ寒さの残る新年の4月2日。
少し強い風が吹く中
秋海棠 紅葉(しゅうかいどうもみじ)はバス亭でバスを待っていた。
“今日から新しい生活だ。まさか自分が高校で働くことになるとは・・・。”
ここは横浜から電車で20分の境目駅北口のバス亭。
県立四季高校へ向かう21系統のバスを待っている。
他には同じく高校へ向かう学生が10人ほど並んでいる。
他には6系統、10系統のバスが同じく四季高校へ行くことが出来るが、
なぜか四季高校の生徒が20人以上並んでいるので
自分は21系統のバスにした。
“お、来たな。”
バスに乗り込んで紅葉は後方の右座席へ座った。
バスは北の方へ向かって走る。
途中フォーシーズンパークという自然公園をすぎて
約15分ほどで県立四季高校前に到着した。