受験で失敗する100の方法  


1.サガセバキットミツカル!


「夢は日本で一番有名になることです。」


19歳のときに大学で宣言した言葉を再び繰り返した。


「30歳のときに20歳の美人の子と結婚する。」


25歳のときに同窓会で周りに誓った。


「就職して落ち着くよ。」


1年前に親と約束した言葉だ。


しかし、いまだに就職できてない。


不況でどこも求人は減らしている。


やりたいことはあったが


大学半年で中退では、書類で落とされる。


まわりの友人は愚痴をいいつつも


家族を養い真面目にいきている。


やっとたどり着いた面接では


態度の悪い面接官が


「うちに入ったら趣味も我慢してもらわないとね~。


音楽で食っていけるほど甘くないから。


客もいないんだろ?」


なんてぬかしやがるから


BIGになったらてめぇの年収10倍上回ってやるよ!


って吐き捨ててやった。



あとから考えれば条件が良かったから


あの場はおとなしくしているべきだった・・・。


失敗した。大人になるべきだった。



結局BANDはメンバーの結婚で解散。


完全にただの音楽好きな失業者になってしまった。



一時期フリーターという自由な生き方がかっこよく見えて


まんまと時代の波にさらわれてしまったが


遠い沖に抛りだされて漂っている。



自分にはなにかすごいことが出来ると信じつつも


身近な友人のささやかな家庭生活が


うらやましくてしょうがない。



「生まれ変わったら・・・・。」



今日も安くてまずい居酒屋で


カウンターごしのほとんど聞いていない店主に


ぐちっている。



今日も1000円でいい感じに酔えた。


さあ帰るか、







「君は、生まれ変わってもきっとここで安酒を飲んでいる」


                                        つづく