先日、2年ぶりに千葉市は浜野駅のそばにある工場に訪問した。周辺のお店がだいぶ変わっていたのに驚いた。10年ほど前まで、工場の担当役員をしており、週1で午後に通っていたが、帰りは東京を超えて神奈川の自宅まで帰るのが大変であった。ただ、当時はちょうど良い快速があり、いつもそれを利用していた。
それがタイトルの内房線特別快速だ。
2015年3月16日〜2017年3月3日の2年間だけ運用されたもので、E217系を使用した普通の総武線快速(横須賀線)の車両だったが、君津以南へ直通できる普通列車が2015年3月16日のダイヤ改正で設定されたことで、注目された。当時は「しおさい」や「わかしお」、「あやめ」などの特急の減便や取り止めのため、朝夕の補完列車として新設されたものだ。個人的にも、浜野駅通過列車ではあったが、停車駅が少なく、東京駅から乗車する湘南ライナーへの接続時間が良かったため、蘇我乗り換えて多用していた。また特急なみに早かったが、普通車であったため、特急券は不要で、グリーン車もあり、東京駅から自宅駅までのグリーン料金が、追加料金なしで通しで利用できた。それ以前は、同じような時間帯の京葉線を走る特急「さざなみ」(改正後廃止)を利用していたが、特急券が別に必要なうえ、グリーン券が使えなかったので、不便であった。
しかし、この特別快速も利用者数は伸びず、わずか2年という短命で廃止されてしまった。偶然にも最後の2017年3月3日(金)の列車に乗車し、多くの鉄オタや車内放送での案内を見聞きすることになり、記憶に残っている。
その後、4年後の2021年3月16日のダイヤ改正において湘南ライナーも廃止、さらに2024年3月16日からは、グリーン料金も2段階から3段階となり、浜野からの同一グリーン料金では自宅駅までは行けなくなった。
冒頭の通り、今では年1回すら訪問していないが、長年通った工場のさまざまな思い出は、文末にあってもなお尽きない。