埼玉県の寄居にたたずむ I邸
 
その広さはサッカー場が一つ入る程かと。。。
御覧の通り、その美しさ故、有名なブリックメーカーのポスターに
 
 
知る人ぞ知る大邸宅。
輸入住宅史上屈指の名邸
 
 
 
・・・実はこちらの大邸宅、私がリーダーとして、我がチームの精鋭で手掛けたんです。
 
もちろんデザインは、かの有名なアトランタの巨匠です。
 
 
 
 
◆ この時の知られざるエピソードを ◆
 
 
こちらの邸宅の内装は全てドライウォール工法という壁づくり更に特殊なペンキ?にて
壁から天井に至るまで仕上げられているんです。
 
クロス張りとは違うその壁、天井の仕上げは極度にその不陸の誤差を嫌います。
 
薄いペンキの仕上げは少しの下地の傷も隠せません。
したがって下地の仕上げに、その殆どの気力、心血が注ぎ込まれます。
我々もまたその下地を作るフレームや各造作にはより一層の神経を。
 
 
 
とは言うものの、その不陸や段差、ジョイント部を成型するのが大量のパテ。
これを一つ一つ手作業でシゴキ磨き平面を作っていく。日に数十人のパテ職人?がそのパテが成す白い細かい削り粉を浴びながら精を出します。
このパテ職人衆、皆一堂に白い作業服で実務に。
昼休みや休憩時間になると、上から下まで真っ白になった職人衆が
ゾロゾロと日の当たる庭に出てくる。ある意味異様な光景で。
 
 
 
 
閑静な住宅地にある日、突然現れた巨大邸宅、玄関前に聳え立つ4本の巨大な謎のコラム(コリント式オーダー)!!
中からは白装束の男たち・・・っとなれば。。。
 
当然近所、近隣からあらぬ噂とよからぬ風評!!ってな訳で、やたら目つきの鋭いスーツ姿のお兄様数人連れだって現場責任者、「棟梁??・・・。」「いやいやチームリーダーだっーの。」こと私のところに・・・。「中入らしてくれる??少し見せてよ」なんていいながら、金色のバッチの付いた手帳見せられて。。。
 
 
丁度建築の盛り、巷では凶悪な教団が全国に散らばって。。。
 
オイラその大幹部扱いに尋問されてました。。。