感覚統合療法とは、アメリカの作業療法士、エアーズによって提唱された療法です。
人間にはいろいろな感覚が存在しています。
視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚といった五感は聞いたことがあると思います。
その感覚のほかに感覚統合療法では、固有受容感覚や前庭感覚といった感覚が存在しています。
エアーズの療法において大切になってくるのが、触覚、固有受容感覚、前庭感覚という感覚です。
固有受容感覚とは筋肉や骨の位置といった位置の感覚のことをいいます。
前庭感覚とは、回転や体の傾きを教えてくれる感覚をいいます。
固有受容感覚や前庭感覚を実際に体験してもらうために、一つ実験をしたいと思います。
何か読む本や文章を用意してください。
その文章を読みながら、その文章を手で近づけたり離したりしてみてください。
きっとそれは読みずらいと思います。
今度は頭を近づけたり遠ざけたりしながら文章を読んでみてください。
違いが分かると思います。これは固有受容感覚や前庭感覚といった感覚が作用しているからです。
発達に特性を持っている人は、感覚に偏りを持っている方が多いです。
他の人よりも聴覚が敏感、触覚が敏感、味覚が鈍感...
この感覚の偏りにより、
〇不器用さ
〇ストレス
〇空気の読めなさ
などなど様々な生活の問題を抱えてしまう可能性が高くなります。
感覚統合療法ではそういった生活の問題を減らすため、個々の感覚を分析し、環境を整えたり、感覚を整えていくことをメインにする療法になります。
もしかして、うちの子……
と思う方がいらっしゃるなら、お近くの作業療法士にお尋ねしていただけるのが良いかと思います。
たまに保育士方も感覚統合療法の話をされるのですが、解剖学、運動学、生理学、神経学といった学問を勉強していないと、この療法は理解できないと思います。
今回はここまでにしようと思います。
感覚統合の話はまた取り上げたいと思います。
読んで下さりありがとうございました。またよろしくお願いいたします。