平面から立体物を作る際、平面的な立体物をより立体的に見せる為にはどのようにしたらいいのか。
シンプルに「立体的に捉える」こと。
さらに言うなら、空間認知能力を高めること。
これの難しさは頭で理解しても実際にやってみると全然立体的にならない。技術的な未熟はもちろんだが、第一に思い描く形の構造までちゃんと立体的に捉えられていないのが原因。
「立体的」であることが「正解」なわけではない。「立体的に構造を理解する」ことが大切なのだ。頭では、頭では分かってるんです長山。
構造を理解するということは即ち、平面的なデザインを作る際、どこを省略してデザインと構造の辻褄を合わせていくか?ということが可能になる。
偉ぶって知ったようにこんなこと書いてる長山ですが、BOSSに100回以上「お前のは平面すぎるんだよ」と言われ続けております。
いい加減立体的な構造を、もっと再現できるようになりたいと今日までずっと修行の日々を送っているわけですが…
平面からの立体…
平たくして焼くだけで理想の立体になってくれるスコーンのように…混ぜて捏ねて焼くだけのシンプルな作業で立体物を生み出せるようになれたらどんだけ楽なことか…
いやいや、そんな甘ったれたことを言っちゃーいけない。
甘ったれたことは言わず、その代わりにいい塩梅に甘く仕上げた美味しいスコーンが爆誕したのだから、甘ったれた気持ちは甘い物で満たして、苦くてビターな修行を地道に努力します。
ちなみに、うちはシルバーアクセサリー屋さんなので、決してスコーン屋ではありません。
お間違いないようお気をつけくださいませ。