旗揚げ公演見てきた。
で、結論から先にいうと、2000円なら安かった。
笹塚ファクトリーは確かに笹塚駅徒歩0分だったが、このような
昼日中にやるのは学生さん目当てなのだろうか?
社会人は難しいだろう。とりあえずほぼ満席(実は私の隣は
空いていた)だったからこの時間でも良かったのだろうし、私は
今回なんとか都合をつけることができたが、次回同じ時間なら
行けるかどうか不明。
ホリプロというと安崎求さんとかミュージカル関連の人も多く
所属しているので、こういう舞台系の育成というのは、当然の
ことなのだろう。
以下、もしかすると再演される演目もあるかもしれないので
あらすじネタバレに注意しながら感想。
オープニングはビデオ。テレビ番組のキャスト紹介のよう。
個々のキャラクター紹介を兼ねての演出なのだろうけれど、
もう少しわかりやすい方がいいかもしれない。ちなみに
撮影場所は知られている場所で、すぐわかった私はやっぱり
危ない人(笑)。
続いてテーマ曲。皆、元気に声が出ていて、若さを感じる。
自己紹介をここでやるのなら、オープニングのVなくても
いいのではないかとも思ったが、時間の関係ということも
あるのだろう。ここから劇。暗転中舞台をスクリーンで隠し、
音楽(「ライオンは寝ている」だったかな)に続いて
題名の投影、劇の開始、というフォーマット。
「地球滅亡の日」。トップに持ってきたのは「SCHOOL DAYS」と
いう題に合わせるためだろう。脚本の言いたいこと、やりたい
ことは分からないでもないが、もうちょっとひねりが欲しかった。
真凛がこういうひねた感じの役をするとは思っていなかったので
多少驚いたが、他の二人(替地桃子、倉益悠希)とともに
キャラクタの表現はいい感じ。
「かわいすぎる植木職人」。脚本の植木職人という着眼点がよく、
まとまっていたし、はじめの投影がちゃんと物語の背景説明
であるという演出もいい。また、茜音も悪くなかったが、
なんといっても森本望美がよかった。舞台の演技としても
そうだが、なんというか、人を納得させるものがあったと思う。
今回の中で再演を希望する演目の一つ。
「ロボット」。申し訳ない、すぐに大体の筋が見えてしまった
ために、個人の演技に集中して見ていた。尾島知佳と巴奎依
(今、「と萌え系」と変換されてつい笑ってしまった)の
コンビネーションがうまく、さすがに某オーディションを
(ある程度)勝ち抜いただけのことはあると思った。特に
巴は最年少だが、先日の下北FMでの演技といい、これからも
楽しみである。春香クリスティーンは多分、ここではある意味
型にはまった演技を要求されたのではないかと思うので、
緊張感がいい方向に作用していたのではないか。余談だが、
最初、題名を見てつい榊原郁恵の曲を思い出した。
「テナントの女」。状況設定と裏にあるものはいいのだけれど
脚本としてなのか演出としてなのか何か欠けている気がした。
途中の「つ」のあたりのくだりは面白かったので余計にそう感じた
のかもしれない。役者は頑張っていたが、bomiの日本語の発音は
さらに頑張れると思う。翼はリーダーとして熱の入った演技の
ように感じた。ただ、最後のところは、明らかに向こうに観客の
視線が行っている状態からなのだから、もう少し説得力が欲しかった。
山田美緒のツッコミ役はかなり似合っていたが彼女の地なのだろうか。
とここまで書いたところで、長くなったので以下続く。