往路優勝の東洋大から遅れること5分34秒。シード圏外の11位中央大まで54秒。
いつもの明治なら往路で大勢が決まってしまい、復路は他校の優勝争いやシード権争いを見るのだが、今年は違う。
優勝争いは難しいにしても、まだまだシード権が狙える位置で、復路も大いに楽しめそうだ。
まずは区間エントリー変更で、競争部を支えてきた駅伝主将東野の欠場という衝撃が。
前々から故障していると言う話だったが、競争部がどん底の頃から支えてきた東野の欠場は非常に残念だった。
エントリー変更で7区安田、8区に細川というメンバーに。
6区中村、7区安田で貯金を作って、8,9,10区で粘ってシード権を目指したい。
明治の6区は中村。山下り経験者の中村は順調に飛ばす。
早々に前を走る国士舘を捉えたものの、大東文化、帝京の脅威のペースに追いつかれてしまう。
しかし、中村も意地を見せ、そこからは3チームのデッドヒート。
最終的には区間4位の力走で7位で7区安田へ。
先頭争いは山下りのスペシャリスト早稲田の加藤が不調ながらも意地を見せ東洋大学を逆転していた。
7区は安田。白いグラサンで疾走。
予選会途中棄権の悔しさを本戦にぶつける力走。
すぐに大東文化大を捉えると、終盤にその前を行く山梨学院を捉え5位に。
最後山梨学院に逆転されてしまうが、区間3位の力走で6位で襷を繋ぐ。
先頭争いも激しく、早稲田、東洋のデットヒートは続いていた。
平塚では2位東洋が12秒差まで迫っていた。
8区は今日エントリー変更の1年細川。
正直なところ、ここからは我慢の区間だと思っていた。
ここまでのいい流れをギリギリまで粘ってシード圏内でゴールできれば。
しかし、大学駅伝初出場の細川がいい意味で予想を裏切ってくれた。
序盤に山梨学大を抜き去ると、茅ヶ崎で1分34秒あった5位の中央学大との差を少しずつ縮め、終盤、中央学
大を追い抜き、4位で9区遠藤へ。
シード圏外の11位まで3分25秒。
何とか粘ってくれと言うのが正直なところ。
9区遠藤は実力では自身を上回る中央学大にぴったりとくっつくとそのまま20㎞ほど粘って並走。
その後、大東大が加わり、激しい4位争いを展開。
遠藤は区間20位で6位に順位を下げてしまうが、シード圏内でアンカーの卜部に43年ぶりのシード権獲得への望みを託す。
11位まではその差2分20秒と迫っていた。
本来ならば10区には松本(翔)が配置される予定だった。
しかし、松本(翔)がエントリー最終締切日直前に発熱してしまったため、急遽4年の卜部にまわってきたこの大舞台。
激化するシード争いにプレッシャーを感じることなく、卜部は最初で最後となる箱根路を楽しんで走り続けた。
単独6位をキープしていたが、徐々に7位集団との差は詰まる一方。
そして終盤、ついに7位集団に吸収され後方にまわると、残り500mで驚異的なスパートを見せた9位の関東学連選抜との差もわずかに。
しかし、卜部は4年の意地で必死に走り続け、関東学連選抜の猛追から逃げ切り、8位でゴール。
見事に43年ぶりのシード権を獲得!
ゴールで迎えた駅伝主将東野の表情が印象的だった。
ケガや体調不良の選手がいなかったら…なんて考えてしまうが、他大学もそれは同じ。
皆がベストを尽くしての8位なんだから大いに喜びたい。
往路でのいい流れをずっと繋ぐことができた明治とは対照的に、往路で15位に沈んだ前回優勝の駒澤がまさかのシード落ちとなった。
流れの重要さ、そして各大学の力が拮抗してきた、まさに「戦国駅伝」と言うことができるだろう。
次回の箱根は今大会の8人のメンバーがそのまま残る。
順調に1年間実力を伸ばして、来年は是非優勝争いしてもらいたい。
いや~、本当に箱根のある正月はいいね。
とりあえず、選手の皆さん本当にありがとう!お疲れ様!