金曜日の感動から3日。
衝撃的な一言が店内に飛び交う。
支店長「そういえば、あのサインボールは?」
私「え?家ですけど?」
支店長「こっちで飾るんだから明日もってこいよ。」
私「え?あれって私がもらったんじゃ?」
支店長「は?あれは仕事の一環なんだから支店のものに決まってんじゃん。」
私「そうですよね。(涙)」
俺があそこで挙手しなければこのボールは手に入らなかったというのに、手に入ったら支店のものですか。
「俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの。」
まさに『ジャイアン』ですか。そうですか。
忘れていました。身の程を。
私は株式会社のたかが一社員で歯車の一つでしかないのだった…
我が家初の家宝がわずか3日にして没収されることになろうとは…
いや、我が家の家宝なんだからそれ位の価値があってもらわなきゃ困る。
これが、サラリーマンの運命なのだ。
そう自分に言い聞かせる。
さようなら、兆治。ありがとう、兆治。
あなたといた3日間は本当に幸せだったよ。
きっと兆治の投球をこの身に受けた痛みは一生忘れることはないだろう。
また、出逢えるその日まで僕は僕らしくいるからね。
そんなことを思いながら、今日は兆治との別れに一人ぼっちのの送別会。
