80年以上の歴史をもち、かつてはプロ野球をしのぐほどの人気を誇っていた東京六大学野球が昨日開幕した。

最近は学生や大学野球ファンの減少で早慶戦以外、外野席はガラガラである。
そんな人気低迷にあえいでいた東京六大学野球に救世主が現れた。
昨年の甲子園優勝投手で『ハンカチ王子』として有名な斎藤祐樹投手が早稲田大学に入学したのだ。


斉藤投手の入部に伴い、日本テレビは早々に開幕戦の中継を決め、練習の様子など彼の一挙手一投足が、毎日のように各マスコミのスポーツニュースで報道された。


現在、早稲田大学には新三年生でエースの須田投手、そして、一昨年のセンバツで済美高校を初出場初優勝に導き一浪の末入学した福井投手がいる。

前評判では斉藤投手は実力的にこの2投手に劣り、中継ぎでの登板が有力と見られていた。


しかし、評判とは裏腹に東大との開幕戦での先発は「斉藤」投手だった。


穿った見方をしてしまうと、


テレビ中継が決まっているから先発なのだろうか?


「実力」より「人気」で彼を広告塔に利用したいのだろうか?

       
東大だから彼で大丈夫だろうなんて思っているのだろうか?


とか、いろんなことを考えてしまう。


それでは、

同じように一生懸命頑張ってきた早稲田大学の野球部の選手たち、


勝つために毎日一生懸命練習してきた東京大学野球部の選手たち、


プロ野球を凌ぐ80年以上の歴史を持つ東京六大学野球の伝統に、


あまりにも失礼なのではないかと思う。


そして、斉藤投手本人に対してもあまりにもかわいそうな気がする。


とりあえず、彼は好投し、歴史に名を刻む投手として一歩ずつ歩き始めたが、マスコミの過剰報道は控えたほうがいいように思う。

しかし、コレをきっかけに東京六大学野球にスポットライトが当たることは非常にいいことだと思うし、自分としても非常に嬉しいことだ。


選手たちはこの注目を励みにいい試合をし、この東京六大学野球をもう一度輝かせてもらいたい。