ある女性の場合。
会議が終わり、懇親会がはじまった。
初めての参加ということもあって
「ビールをもって、各テーブルに挨拶にいきましょう」
といわれたそうだ。
ビールを持たなくても
挨拶は出来る。それに名刺交換をするのだから
ビールを持っていては、交換ができない。
それに
今まで勤めていた会社で
ビールを注いでまわれというような強要をされたことはないそうだ。
もちろん拒否したという。
ビールを注ぎにまわることに、抵抗のない女性もいるだろう。
しかし、嫌な女性もいるのだ。
ハラスメントの問題は、異性だけにはかぎらないケースもある。
平気でいる女性がいるから、男性は学習しないし、成長もしないのだ。
セクハラ研修は、単純にしてはいけない事だけを
おしえるのではなく、相手の気持ちになって考える事が
一番だと言う事を、教えなくてはいけない。
いくらグローバル化が進んでいても
日本は根本的な考えが古いのだ。
外国で女性が男性のグラスに注ぐ行為は
そういう “お店” と決まっている。
これは30年以上も前に聞いた話である。
だが未だに変わっていない。