【スクープ】北朝鮮有事に備える中国のシナリオ——想像以上に進む米中協調と核管理 Sep. 29, 2017
https://www.businessinsider.jp/post-105365
北朝鮮国境に配置されている15万の中国人民解放軍部隊が一斉に動き始めた。吉林省延辺朝鮮族自治州から北朝鮮との国境を超えた部隊は、陸と空から約100キロ東の豊渓里(ブンゲリ)核実験場を一目散に目指す。北朝鮮の核施設を中国軍が管理下に置くためだ ——。


核・ミサイル危機がエスカレートしたこの夏以来、中国はアメリカとの間でこうした「有事シナリオ」に基づき、軍事協力について詰めた話し合いを始めたということが、このほど筆者の取材でわかった。われわれの想像以上に米中協力は進んでいると見なければならない。

 

3年ぶりに訪れた北京で、ある中国人研究者から聞いた「有事シナリオ」の中身は衝撃だった・・・・
(略)

中朝関係に詳しい東洋学園大の朱建栄教授は、「2016年末の5回目の核実験と今年2月の金正男暗殺事件を契機に、習近平指導部は方針を転換し、4月上旬の米中首脳会談で新しい方針を明確に打ち出した」と分析する。
新方針について同氏は①北朝鮮の核開発を最大の脅威と位置付けた②脅威除去についてはアメリカなど関係諸国との協力を重視③国内世論・説得工作を進めリスクを自らとる——と説明した。

 

 

(また後日追記。)