このブログの読者の中では知らない方が圧倒的に多いと思うので説明しますが、NASCAR(ナスカー)とは、インディーカーとならぶアメリカンモータースポーツの代表格で、インディーカーがF1のようなタイヤがむき出しのレーシングカーであるのに対して、NASCARは日本のGT選手権などと同じように外見上はいちおう市販四輪車(セダン)の形をしたマシンで争われます。・・・というような説明よりも、お子さんがいらっしゃる方には、ディズニーの映画「カーズ」(CARS)のモデルとなったやつ、と言ったほうがわかりやすいでしょうか。
なんでも独自の決まりを作りたがるアメリカ。モータースポーツの世界もその例にもれず、インディーもNASCARも、オーバルサーキットといってだ円形のサーキットをぐるぐる回って争われます(モータースポーツの初期に競馬場を使用したから、と言われています)。そして、このオーバルのレースがイマイチ好きでない私は、これまであまりアメリカンモータースポーツを真剣に見たことがなかったのですが(服部尚貴・中野・高木が参戦していたころのCARTはけっこう見ていた。あのころはなかなかおもしろかった!)、学校も終わって少し時間に余裕のできた今、一度くらい本場でアメリカンモータースポーツを観ておかねば!ということで(また「カーズ」大好きの子どもたちの声にも押されて)、先週末はサーキットに足を運ぶことになったのでした。
今回観戦したイベントは、正式には"Chevy Rock & Roll 400 NASCAR Sprint Cup Series"といって、シリーズ終盤の重要な一戦であるようです。決勝は、土曜日の午後7時30分から。
レースの開催されるRichmond International Racewayは、ワシントンDCから少し南に下ったバージニア州の地方都市リッチモンドの郊外にあり、そんなに遠くなさそうでしたが、決勝当日の夕方はかなり渋滞するとの情報を得て、午前11時ごろに家を出ました。リッチモンドに近づくにつれ高速が混んできましたが、サーキットまで2時間はかかりませんでした。たぶんDC中心部からでも、同じくらいだと思います。
距離は、ぴったり100マイルでした。
今回入手したチケットは安いバックストレート側の席(といっても1枚70ドルする。しかも子どもも年令にかかわらず必要)なので、バックストレート側である北側の駐車場にあたりをつけアプローチしていくと、否応なく来た順にレース場に近い駐車場へと誘導されます。
駐車場がタダなのは、鈴鹿F1のたんぼ駐車場に慣れた身には、うれしいところ。
この時間だとサーキットからそんなに離れてないところに停めることができ、後で買ったりもらったりしたグッズで両手がいっぱいになったときも、クルマに置きに帰ることができました!(日本じゃこれは難しい)
駐車場に着くと、みんな即テントを広げBBQの始まりです!
驚いたのは、このけん引式のBBQグリル!!!
テキ屋さん?!イヤイヤ、一般人です。
アメリカ人のBBQにかける情熱は、おそろしいものがあります。
サーキット正面の広場に回ると、新旧のレースカーが展示されており、いきなりテンションあがりまくり。
至近距離で見ると、ヘッドライトが精密に「描かれている」のもよくわかります。
それにしても、軍関係のレーシングチームが多いです。
フェイスペイント屋さんが出てたので、やってもらおうかなと思いましたが、完成品はコレですからねぇ。ダイナミックすぎます。。。
私はNASCARドライバーで名前と顔が一致するのは正直モントーヤぐらいでして、時おり会場周辺でドライバーらしき人物を見かけるのですが、だれがだれだか。。。
でも、スコット・スピードは、わかりました。
トークショーで、「やっぱアメリカはサイコーだね。帰ってきてホントよかったよ!」みたいな話をしてました。
ひときわ大きなGMブースでは、"BUY AMERICAN"の文字も躍ります。
ごめんなさいね。アメ車も検討してたんだけど、このたびは協力できなくて(その話はまたあらためて)。
そして、GMブースの一角で、ついにカーズ発見!さっそく子どもたちは走っていきます。
なおもGMブース。おとなは、カーズよりカマロが気になります。
白黒のツートンにオレンジのアクセントがレーシーなこの車両は、Dale Jr. Editionだそうです。
それにしても、このたためる気配のまったくないサイドミラーは、日本に持ってくる際の難儀を予感させます。
外では、マスタングのドリフト試乗会。マスタングは通勤快足有力候補のひとつとして真剣に検討したのですが、諸所の事情により断念。走ってる姿を見ると、やっぱりカッコイイですねー。
お客さんも、ノリノリです。窓から手出しちゃってますけど、いいんですかね?
長くなりすぎたので、レースの模様は後日ということで。。。