たいへんながらくごぶさたしておりました。
明日、ボストンを発ちます。
先ほど、引越の荷出しが終わりました。
ビザ関係のオフィス(えらく離れたところに移転していたのを知らず、昨日無駄足を踏まされました)でI-20のトラベルシグネチャー(再入国に必要な裏書き)をもらい、履修登録関係のオフィスで成績証明書等をもらい、最後にLLMオフィスへあいさつに行ったらお昼どきでだれもいなかったので、一息ついているところです。図書館の、いつもの窓際のキャレルで、いつものようにスタバのアイスバニララテを飲んでいますが、こんなことをするのも間違いなくこれが最後になるでしょう。
バーイグザムは、どうにか終わりました。
事前の模試等でいちども平均点を上回ることができなかったので、今回はかなり厳しいと思いますが、かといってこれ以上のこともできなかったので、仕方ねぇやという気持ちでいます。
それよりも、初めてのニューヨークの印象は、強烈でした。小学生のころからの念願のニューヨークで入浴!はどうでもよいとして、ふだん(日本でもアメリカでも)大都会というわけではない地域で暮らしてきた私としては、ずいぶんゴミゴミしてるなー、というのがいつわらざる感想。アメリカって土地あり余ってるのに、なんだってこんなに密集しなきゃいけないんだろ?と思ってしまいました。
そんな中うれしかったのは、サマースクールで一緒だった友人と再会できたこと。さすがは世界の中心、ニューヨーク!
着いた日はホテルのそばのサブウェイで済ませましたが、二日目はラーメンの一風堂へ、三日目は別の友人と東京で言うと権八ふうの居酒屋へ連れてってもらいました。おふたり、お忙しいなかどうもありがとうございました。
四日目は、帰りのバスまで時間があったので、ホテル・試験会場(ジャビットセンター)から地下鉄で行きやすい、グラウンドゼロへ行ってみました。
事前に聞いていたとおり巨大な工事現場といった趣でしたが、周囲をぐるっと回ってみると、隣接した小さなビルにビジターセンターがあって、ここはなかなかよかったです。911当日の様子が写真や被災した物の展示などで紹介されており、忘れていた記憶がよみがえりました。当時私は外資系の会社で働いていたので、外国人の上司が緊急帰国するのしないのと大さわぎになり、対応に追われたものでした。
ここはごく小さいので、行くなら朝早くとかのほうがよいかもしれません。
人類の、そしておのれのおろかさをかみしめた4日間でした。
で、帰ったら、たいへんなことになっていました。
留守中、妻がクルマを後ろからぶつけられ、RAV4のリアセクションがメチャメチャ(乗員は全員無事)。
帰った翌日の金曜日から、保険会社と保険代理店に数えきれないほど電話し、警察に行ったら事故報告書は警察に出すけど警察には置いてないから自分でウェブサイトからダウンロードしろとかわけのわからないことを言われ、保険業者指定の損害査定業者("appraiser"とか言ってた)にクルマを持込んで査定してもらい、そこは修理はやってないのでディーラーに行くとサービスはディーラーでやるけどボディーワークは出入りの独立業者がやるから電話でアポとって明日また来いとかびっくりするようなことを言われ(どうやらサービスというのはこちらでは点検という意味限定らしい)、とお決まりのコースです。
バーイグザムの一週間後の金曜日(つまり今日)に引越の予約を入れてあったので、これはアセリました。
最後の修理業者さんががんばってくれて、どうにか今日中に修理が完了する予定なので、つなわたりで明日はボストンをクルマで出発できる予定です。
とまあ、ハプニングに始まりハプニングに終わる一年間でしたが、実に貴重な経験ができた一年間でもありました。
お世話になった皆様、あらためてどうもありがとうございました。