今日は全面的にグチなので、朝香り高いエスプレッソ片手にオフィスに着いたところでさわやかな気分を害されたくないという方は(そんなヒトがこんなもの読んでるのかどうか知らんが)、どうぞ飛ばしてください。
昨日大家が来たんですよ。
しかも、アポなしで。
しかも、自分の持ってるカギでアパートのメイン玄関のドアを開けて、いきなり部屋のドアをコンコン。
・・・こっちはパジャマですわ。まったく。「ハァ~イ♪」じゃねぇっつうの。
玄関で、どこか調子の悪いところはないかとかなんとか二、三、会話したと思ったら、「ちょっとこないだ水周りを直したキッチンだけ見たいんだけど、いいかしら?」ときた。
え?入るの?!それはちょっと・・・とかなんとか言ってると、おかまいなしにずかずか入ってきて、「あ、ここはOKみたいね。」
イヤ、OKはOKだけど・・・つーか、アンタがOKじゃゃないだろ、と微妙なリアクションをしていると、こんどはさくさく別の部屋も見回り始めました。
さすがにここに至っては私もカチンと来て、
「アンタ、キッチンだけって言ったろう。寝室とか、洗濯物だって置きっぱなしなのに、勝手に入るんじゃないよ!」
と・・・言えないでしょ。アメリカ生活にだいぶ慣れたとはいえ、日本人ですから。
呆然としている私を尻目に、大家はなおも勝手に戸棚まで開けたりなどしだして、せめてクツぐらい脱げと言う気力もありませんでした。
なにがショックだったかって、いきなりプライバシーに文字通り土足で踏み込まれたこともさることながら、毅然として拒絶できずにオロオロしてしまった自分に、落ち込みました。英語けっこう勉強してるのに・・・。トラブル解決みたいな仕事もしてるのに・・・。この大家とはこれまでわりあい友好的な関係を保っており、昨日も向こうはまったく悪びれもせずに来たもので(実際まったく悪いという意識はないと思う)、ついつい相手のペースに乗せられしまいました。日本人としてのメンタリティは、わずかな期間の留学などで変えられるものではない、という現実を突きつけられた瞬間でした。
実はこの大家は昨年も来ていて、その時は私はいなかったのですが、妻の話ではノックに反応しなかったらいきなり自分のカギを使って入ってきたようです。この分じゃ、知らない間に入ってる可能性も否定できません。
そういえば、昨年物件探しをしているときに、家主、不動産屋がまだ入居者のいる物件を実に気軽に内見させてくれるので驚いたのですが、このへんの感覚が日本と違うのは、どうやら間違いないようです。
だからって、連絡もせずに来てずかずか入ってきていいかどうかは、別の話。いちおう、毎月の家賃を送る(小切手)機会に、以後こういうことは困ると書いて送っておきましたが、どうなることやら。
今のアパートは建物自体とか場所とかはたいへん気に入ってるのですが、設備や家具(も付けて借りている)などが次々と壊れてやたら面倒くさいのと、あと管理人のおばちゃんの態度がヒドイ。なにしろ初めて会った時に、大家からもらったカギでアパートのメイン玄関のドアを開けようとしたらなかなか開かず、ここはどんなふうに開けたらいいか(注:アメリカのカギは全般に精度が甘く、昔のポルシェのマニュアルトランスミッションなみに繊細なコントロールを要求されることがしばしばあるのです)と聞いて返ってきた言葉が、「知らない。それは私の仕事じゃない。あなたの家主が説明しておくべきことだ。」その瞬間から、ちょっとおかしなヒトだなと思ってましたが、この「私の仕事じゃない。」というのはこのヒトの口ぐせで、その後何を聞いてもこの調子。あげくのはてには、受付で預かってもらった宅配便を取りに行くのが2、3日遅くなっただけで「ここはあなたの倉庫じゃないのよ。」などと言い放たれ(スペースはいっぱい空いてるのに・・・)、その後はなるべく顔を合わせないようにしてすごしているのです(日本人ですから・・・)。
もっと長く住む&ヒマがあるならば、あれもこれも戦うんだけど。
う"~、夏までの、ガマンガマン。