アメリカでは、買った物に特に問題がなくても一定期間内なら自由に返品できるというルールがふつうらしく、みんな実に気軽に返品します。
観察していると、店員のほうもレシートと箱の中身をチラ見するだけで、キズとか動作とかろくに見もせず売り場に戻すようなので、逆に物を買う時は箱のテープをとめ直してないかとか気をつけておかないと、ヘンな品物をつかまされることになります。まぁ、そうなっても返品は受けつけてもらえるんでしょうが(笑)。


思いおこせば、以前友人と買い物に行ったとき、となりの店の方が安かったというだけの理由で返品していました。なにしろつい5分前に買った物なので、さすがに店員が"You just bought it! Is there anything wrong with it?"と聞いたのですが、友人は"Oh, there's nothing wrong because I haven't even opened it yet."と涼しい顔で答えていました。はたでこのやりとりを聞いていた私は、スゲェな、日本じゃありえんな、とおおいに驚いたものでした。


ところが、先ほどもっとすごいヒトを見つけてしまいました。
アメリカのアマゾンのカスタマーレビューに書きこんだこの人 、A社のBlu-rayプレーヤーを買おうと思ってお店に行ったら店員にB社のを勧められたので、"I decided to purchase both players, try then both out, and then return the looser."ということにしたのだそうです。
オイオイオイ。そんなことしてて、販売店とかメーカーとかの商売は大丈夫なんでしょうか?おかげでライバル機種をじっくり比較してのレビューは参考になったけど。


早くも薄れつつある契約法の授業の記憶をたどってみると、コモンローの一般的原則として契約成立後の返品(解除)が広く可能、というふうにはなってなかったと思うので(むしろ逆だから、契約成立時点とか黙示の保証とかを細かく争うことになったと記憶している)、これは純粋にマーケティング上(CS上)の考慮にもとづく慣行なんでしょうかね。あるいは、州レベルの消費者保護法とかあるのかも。


本題とはあんまり関係ないけど、日本では海外のBlu-rayソフトを買うのが流行ってるらしいですね。今日知ったのですが、DVDと違って日本でも再生できるものが多く、しかも日本語字幕・吹替えまでついていて、さらにはネダンもだいぶ安いから送料・関税を考慮してもオトクって言うじゃないですか!それなら海外にいる我々がそのメリットを享受しないテはないと思い、安いプレーヤーを物色していたのでした。


さらに関係ないけど、先ほど(現在木曜日午後3時)メールで追い打ちをかけるようにお知らせが来て、これで明日金曜日は補講が3つも!1150-13 UCC、1230-14 Civil Procedure、1530-1630 Patent・・・って、かぶってるじゃん!!!
試験も1ヶ月後に迫り、だれもLLMの都合など考えてる余裕はないようです。単位が取れなかった科目は返品してなかったことにできないかしら、などと愚にもつかないことを考える今日この頃。。。