目前に迫った学校の期末試験に気を取られすっかり忘れていましたが、ついさっきMPREの結果が出たよというメールが来たので、さっそくサイトにアクセスしてスコアリポートをダウンロードしてみました。
結果は、94点で、NY Bar受験に必要な85点をかろうじて上回り、合格!
いや~、あぶないところでした。。。
MPREの勉強は、約2週間前から始めました。
MPREの勉強方法・量は人によって激しく違うのですが、barbriのテキストの最初の要約部分をしっかり覚えるという点に関してだけは意見が一致しているようだったので、まずそれを読むことから始めました。本番2週間前の週末にbarbriの講座を予約してあったので、できればそれまでにひととおり目を通しておきたかったのですが、例によってほとんど進まず、講座を受けた次の週にひたすら読みました。
barbriの講座は、これも人によって評価が激しく分かれるのですが、私はよかったと思います。正直に言うと、アメリカで受けた授業で初めて先生の言ってることがすべて分かった気がしました(おいっ!)。講義は、先生が試験に出るポイントをひたすら読みあげて言って、生徒はそれを聞き取ってハンドアウトにキーワードを穴埋めしていくという方式で、単調と言えば単調なんですが、適度にジョークを交えながら進めてくれるし、ただ本を読むだけよりも頭に入る気がします。
本番1週間前からは、テキスト後半にある模試の問題を解いたのですが、要約部分の知識だけでは足りず、結果的にかなりテキスト本文の詳しい解説の部分を読むことになりました。おかげて復習にかなり時間もかかり、模試は4回分あったのですが、時間切れで3回分しかできませんでした。ここでは、正答率は6割前後ながら、時間が足りないことがわかり(10問あたり20分以下で解かなければいけないが、なかなか切れない)、かなりアセリました。
あとは、MPREのウェブサイトにあるサンプル問題を解きました。これは、barbriや本番の問題よりもかなり簡単なので、気をつけたほうがよいです。
当然のことながら、その間も学校の予習やレポートは容赦なくあるので、MPREの勉強としてはこれくらいが精一杯でした。
ところでこの試験、頻出パターンのかくかくしかじかの状況でsummary judgementの申立てをするのは懲戒の対象になるか、というのは連邦民事訴訟規則11条の話ですし、これこれこういう内容の弁護士の広告は適正か、というのは合衆国憲法修正1条の話です。なにげにけっこうアメリカ法の基礎知識も必要なので(LLMに行くくらいの人はそれくらいあって当然、ということなのかもしれませんが)、忙しい11月にムリして受けなくてもよかったかな、と今にしてちょっと思います。
ま、なんにしろ、受かったからよかった。