サンクスギビングというのは、世界のほかのどこにもないアメリカ独特の風習なので、これまでいかなるものかまるで知らなかったのですが、今年はBone教授のご自宅に招待を受けるという幸運に恵まれ、貴重な体験をすることができました。
ボストンは、サンクスギビング発祥の地(=イギリスから渡ってきた移民がネイティブアメリカンを交流を持った地)を間近に控えるだけあって、特に盛大に祝うようです(と、一緒に行ったカリフォルニア出身のJDが言っていました)。当日の木曜日は、商店などみんなお休み。平均的な過ごし方は、Bone教授のメールを無断引用すると、"We’ll be making the Thanksgiving dinner in the afternoon and maybe watching a football game. (For the LLMs : watching a football game is a typical Thanksgiving activity in the US.) We’re planning to sit down to eat at about 5:00 or 5:30, although there’ll be snacks before that. (For the LLMs : most people eat Thanksgiving dinner on the early side.)"という感じらしいです。
ボストンの知識階級は、ダウンタウンからクルマで30分以上はかかる自然の美しい郊外に住むのが定番のようですが、Bone教授宅も、郊外の小さな町にある木立の中の美しい一軒家で、キツネや鹿などが出るとのことでした。
ターキーを焼くかたわら、広くはないながらも上品な家具に囲まれた居間で、アメリカの歴史のこと、日本文化のこと、はたまた法学のことなど、とりとめもなくおしゃべりをして、午後のひとときを過ごしました(アメフトは、あまり見てないようでした)。
そして、ディナーのメインは、もちろんターキー!(窓際)美味しかったです。
奥様お手製のベークドアップルとパンプキンパイのデザートも、ほどよい甘さでした。
私はクルマを出したためワインが飲めなかったのが残念ですが、久々に試験の重圧を頭の片隅に追いやって(忘れはできない。だって、先生とクラスメートがいるから(笑))、楽しい時間を過ごすことができました。
Bone教授は来年BUにいらっしゃらないかもしれないのですが、これほどの素晴らしい先生がいらっしゃらないというのは、残念です。Bone教授が授業でどのように素晴らしいかは、いずれ書こうと思います。