昨日、娘が熱を出したんですよ。

測ったら微熱だったんですが、娘はかなり前に熱性けいれんの発作が出たことがあったので、先月の健康診断のときに医師に教えてもらっていた薬を買いに、薬局に向いました。


そしたら!

ふたつで、800ドル!!!

800ドルですよ!?!

それなりにするだろうなとは思ってましたが、日本では自治体の補助で自己負担500円で済んでいたので、さすがにここまでの金額は予想していませんでした。


日本で入ってきた保険では、はっきりしないながら、加入前からのことだし、現に発作が出てるわけじゃないので、カバーされなさそうな雲行き。

薬剤師が親切に医師に電話してくれてたので、症状がこうで経緯がこうと説明すると、「市販のかぜ薬を使って、とにかく熱が高くならないようにしなさい。熱が高くなったら、すぐERに行きなさい。そうすれば、その薬はなしでもよいと思うわ。」とのこと。

かなり迷ったのですが、本人がすこぶる元気そうだったこともあって、結局薬は買わずに帰りました。

朝になったら、熱はすっかり下がってました。


しかし、思わぬところで、先日の「ルポ貧困大国アメリカ」の自己破産の原因のトップクラスが医療費というのを実感することになりました。

命が惜しければカネで買え、と。

アメリカというのは、そういう国です。