少し前のことになりますが、MITの学生がボストンの地下鉄などを運営するMassachusetts Bay Transportation Authority (MBTA)のシステムのセキュリティーの脆弱性についてプレゼンしようとしたところ、MBTAが差止を求めて訴えた、というようなことがあったようですね。
MBTAはCharlieCardと呼ばれる電子乗車券・定期券の採用など電子化が進んでいますが、どうやらその偽造の方法があるとか、MBTAのシステムへの侵入に成功したとか、そんな内容が予定されていたのだとか。
マサチューセッツ連邦地裁はとりあえずtemporary restraining orderを出した
のですが、それって憲法的にどうよ、ということで、法律、IT関係者を中心に話題になっていたようです。
MBTAも沿線に超一流の頭脳が集まる研究機関があるばかりにたいへんだよなぁ、というのが率直な感想ですが、MBTAが差止の根拠として主張していたComputer Fraud and Abuse Actというのは、ウイルスとかを送って危険を生じさせる場合の話なので、その点からもこれはちょっとムリでありまして、案の定このorderはその後別の裁判官によって取消された
ようです。