あらら。
テロの関係だとか。
20年ほど前に、当時はまだパリダカと呼ばれ、本当にパリからスタートしていたこのラリーの創始者、サビーネ氏に照準を当てた本を読んだ記憶があります。そのおぼろげな記憶によれば、このイベントは生い立ちからしてまったく政治的な要素のない、純粋なスポーツイベントであると理解しています。
そのようなイベントが中止に追い込まれるという事態はまったくもって異常なことであることは、論を俟たないところでありましょう。日本で呑気にお屠蘇気分で正月を過ごしていると忘れがちな現実を認識させるという意味では、大きな意味のあるニュースであったような気がします。
もとより私はすべての暴力に反対する立場ですが、テロリストとは交渉しないという教条的な議論ではなく、対話を通じて彼らの憎悪の理由を真剣に考える必要があるのではないかと、まったくなんの影響力も持ちえない日本の片隅で思うのでした。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。