今日は、受験料の支払のために、郵便局で国際郵便為替を作ってきました。
これは、郵便局で比較的低額の手数料で発行してくれる外貨建の為替(小切手と言っても差しつかえないでしょう)で、受取った人は現地で換金できるという便利なものですが、実物(アメリカ向け)には、"JAPAN INTERNATIONAL POSTAL MONEY ORDER"としか、書いてありません。
私は「国際郵便為替」という言い方を知らなかったので、「インターナショナル・マネー・オーダーください。」と言ってみたのですが通じず、窓口の人が奥の人を呼びに行った時点で、いやぁな予感がしました。
どうやら制度としては、国際送金を受取人の口座あてではなく住所あてにする、という形になっているようで、しばしの後、「国際送金請求書兼告知書(住所あて送金用)」という書類を渡されました。通常の場合は、「住所あて」というだけあって郵便局が為替を受取人の住所に送るのですが、どういうわけかアメリカに限っては差出人が自分で受取人に送る(ことができる?)ので、結果的に小切手のように使える、ということのようです。なお、この書類そのものはそんなに難しいものではないのですが、1字でも間違えたらダメと言われておおいにプレッシャーと時間がかかるので、国際郵便為替をお作りになる方はできれば事前にもらっておいたほうがよいでしょう。
そんなに難しいものではない、と書きましたが、私の場合は、ちょっとした事情で差出人欄と国外送金調書関係の告知欄の住所が違っていたので、これが違っていてもよいかどうかを確認するため、だいぶ待たされました(最初「告知欄の住所氏名は身分証明書の住所氏名と一致しなければいけない。」(そりゃぁそうでしょう)という記載を取り上げて「差出人欄と告知欄の住所が違っていてはダメ。」とかいうあさってな説明を始めるので、その問題とこの問題は無関係と指摘したらどこかに照会していました)。また、どの欄が英語で書きどの欄が日本語で書くのかについて、この書類の指示がすこぶるはっきりせず、この点についても確認したので、まただいぶ待たされました。
しかし、最終的にはなんとか解決し、無事為替を手に入れることができました。
手数料は、通常2500円だが、アメリカ向けで自分で送る場合は2000円、ということでした。
参考までに書いておくと、手順としては:
①これが必要な学校をチェック(オンライン出願する場合には、クレジットカードで払えないところはほとんどないと思われる)。
②①の各学校について、金額、住所、受取人名(たとえばUC Berkeleyの場合、"UC REGENTS"だったりする)を確認。
③郵便局、というか正確にはゆうちょ銀行(外国為替の取扱いをしている大きなところ)に行き、「国際送金請求書兼告知書(住所あて送金用)」に記入して申込む。
④その時のレートで計算した円建額と手数料2000円を支払う。
⑤為替を受取り、表面に受取人・差出人各々の住所氏名を自分で記入(当然これも1字でも間違えたらダメ)。
また、注意点としては:
①有効期限についてはまったく気にしてなかったのですが、実物を見ると"Validity extends for three months after the month of issue"と書いてありました。月の始めのほうに作ったほうがよいかもしれません。
②郵便局に備付の安ボールペンだと手が痛くなって間違いのもとになるので、いっぱいある人は書きやすいボールペンを持っていったほうがよいでしょう。書類は4枚複写になっていますので、油性のほうがよいかもしれません。
③事前に聞いた話ではスムーズに発行してもらえたということだったのですが、いなかの郵便局だったせいか、けっこうな時間がかかりました。昼休み中に済ます、とかいうのは難しいかもしれません。