今日は、前回に引続きアゴス・ジャパンのTOEFL模擬試験のことを書こうと思うのですが、その前に私のこれまでのTOEFL対策についてちょっとまとめておきましょう。
TOEFLそのものについては、ごまんと情報が出回っていると思うのでそちらをご参照いただきたいのですが、私の目下の苦悶の原因のほとんどはiBTにある、と言っても過言ではないように思います。
TOEFLは、一般的なペーパーテストであるPBTが、コンピューターで解答するCBTになり、それがごく最近、CBTと同じくコンピューターで解答するが採点はインターネットを通して行うiBTになりました。
このiBTの特徴は、予約がまったく取れないこと(怒)
そりゃぁそうですよね。何十台もの同時アクセスに耐えるネットワークが完備している会場は、そんなにどこにでもあるわけじゃありません。特に、私のように地方に住んでいる方は、たいてい東京とか大阪とかに行くはめになりますので、覚悟されておいたほうがよいです。
そして、iBTの特徴の二つ目は、受験者の負担が大きいこと(涙)
いちおうReading,、Listening、Writing、Speakingと4つのセクションに分かれているのですが、Speakingといっても、(ヘンな言い方ですが)Readingを読んでListeningを聞いてその2つのまとめをマイクに向かってしゃべる、というように複合的な問題もあり、問題形式が非常に複雑です。
一方で、問題の分量も多く、試験時間は4時間以上、うち休憩は10分間しかありません。
もともとTOEFLでは、アカデミックな英語環境についていけるかを見ているせいか、各問題の難易度、たとえば単語の難易度も、TOEICよりずっと高くなっています(TOEICでは知らない単語はほとんどないが、TOEFLでは知らない単語だらけ)。
私も年が年だけにこれまでいろんな試験を受けてきましたが、TOEFL iBTは間違いなく過酷さで上位に入る試験だと思います。
そんな「くせもの」のTOEFLですが、これまでは楽観的に考えていました。
というのも、生まれて初めて受けたTOEFL、6月16日に近所の英語学校で受けたTOEFL IPT(公的なスコアとしては認められないが、基本的にPBTと同じらしい)のスコアが、607だったからです。
HarvardとかYaleとかは別にして、多くのLLMでは足切りがPBT600=CBT250=iBT100のようだったので(あくまで足切りですが)、「なんだいけるじゃん。」と考えたのも、おわかりいただけるかと思います。
ちなみに、TOEFL IPTは、TOEICよりちょっと難しいかなーぐらいの感じで、問題形式も違和感ありませんでした。
TOEICとTOEFLの換算表なるものもどこかに出ており、それによればスコアはもう少しいけそうだったので、「もうちょっと勉強すればTOEFLはまぁいいかな。」ぐらいに考えていました。
そして、そこからちょっとしたトラブルなんかもあったりしてしばらく時間があき、7月28日に初めての「ほんとの」TOEFL、初めてのiBTを受けました。
炎天下、大きな荷物(←これは私が悪いのですが)を担いで横浜からさらに私鉄に乗り、とある住宅地の中の会場にたどりつきました。
受付をすませ、蒸し暑い2階廊下で教室に呼ばれるのを待ちます。・・・待ちます。・・・待ちます。・・・て、何分待たせるんじゃ(怒)
やっと呼ばれた教室はクーラーきいていましたが、これはかなり消耗しました。
試験そのものは、事前にひととおりの問題形式にはあたっていましたが、不覚にもこんなに問題数が多いとは予想していませんでした。パソコンの使い方にもとまどい(キーボードがUS配列だったりする)、事前に聞いてたもののReadingを読んでる最中にとなり(パーテーションもなにもない)で他の受験者がSpeakingを話し始めるというのもやはり気になり(どの問題集にも「気にするな」と書いてあるが、それは無理っす)、ばっちり初TOEFL iBTの洗礼を浴びました(まぁ、それもこれも先に調べとけよという話ではあるのですが)。
なんとか大失敗だけは避けて守ったものの、正直スコアはあんまり期待できないだろうな、という出来でした。
TOEFL iBTのスコアは15営業日後(て、いつよ?!)に出るので、これを書いている時点では7月28日のスコアはまだ目にしていません。しかし、第2回目のTOEFL iBTは8月11日に予約していたため、休むまもなく8月4日、前述のアゴス・ジャパンの模擬試験を受けに出かけたわけです。
アゴス・ジャパンの模擬試験は、TOEFL iBTのダイジェスト版ですが、それでもばっちり2時間ありました。
解答はその場で採点され(これ、すごいですよね)、私のスコアは、R:27 L:26 S:23 W:15 Total:91・・・って、ダメじゃん!
特に、W:15っていうのは、ひどい。私としてはWが苦手という意識は今までなかったので、模擬講義の後、講師に聞いてみました。
「うーん、どれがRの情報で、どれがLの情報だか明示されてない(注:問題はIntegratedだった)のが、一番の原因でしょうね。あと、スペルミスもいくつかあるし。」
なるほど。。。模擬講義で言っていましたが、Wの採点基準が一番見解が分かれるところだそうです。そして、私の思っていたより形式・構成面が重視される、ということのようです。
ちなみに、模擬講義はよく研究されておりなかなかレベルの高いものでした。
TOEFL、特にiBTって特殊なので、(お金はよりかかるとしても)やっぱりそれを専門的にやってるところで勉強しないとだめカモ、と思いました。アゴス・ジャパンの講座の受講検討してみようかなぁー?ただ、もう日が無いし、なにしろ地方に住んでるからなー。
とにかく、今日の結論としては、もうちょっと英語の勉強をがんばることにします(反省猿)