みなさん、こんにちは。

2020年の春に岡山に戻ってから、もうすぐ2年になりますが、この2年間で11名の小児腎臓病患者様に移植相談ということで外来受診をいただき、まだ腎機能に余裕のある方もいらっしゃいますが4名に腎移植を行い、3名が献腎移植登録待機中です。

これも中国四国地方の各県の小児腎臓科の先生方からご紹介をいただいているためであり、本当に感謝しております。

中国四国地方は全国的に見ても残念ながら小児の人口が少ない地域です。

年間の出生数は8万人程度(東京は11万人弱)、15歳未満人口は14万人(東京は15万人)と、中国四国地方全体を合わせても東京都に及ばないくらいです。

ただ、人口が少ないといってもリスクの高い小児の腎移植に対応できる施設は関東を除けばどの地域も極めて限られており、それゆえに当院が中国四国小児腎移植の中心施設になるべく取り組んでおります。

無論、関西から九州くらいまでは自家用車でも来院可能な範囲ではありますので、そういった地域の方でも希望があれば積極的に受け入れていきたいと考えております。

小児腎臓病のお子様をお持ちのご家族で、近隣では大きくなるまでは移植できないと言われた、など移植を希望してもすぐに叶わない場合など、お困りの際はかかりつけの先生を通じてご紹介いただけましたらご対応いたします。

私自身にとっても、より多くの移植を経験することでより進歩した移植医療を提供することにつながりますので、1人でも多くの小児腎臓病患者様の助けになれればと思っています。

 

みなさま、ご無沙汰しております。

 

移植に関心のある人々にとっては注目されるニュースでしたね。

遺伝子改変で拒絶反応を起こさないようにされたブタの心臓をヒトに移植した、というニュースです。

無論、拒絶反応が起こらない、という意味ではないと理解しています。

 

そして、やはり臓器提供のためにブタを利用して良いのか、という倫理的な側面もあるかなと思います(ブタは食用にすることもあるのだから良いではないか、というと、それもまた違う気がしますね・・・。)

 

ただ、心臓移植はどうしても受けないと生命を維持できない、という側面があるので、藁にもすがる気持ち、というのもわからなくもないですね。

 

腎臓に関しても、ドナーの慢性的な不足、はよく言われていますが、腎臓の場合はどうしても透析、という代替療法があるために絶対に移植でないとダメ、ということもないのでこういった研究は進みにくいですね。

 

ただ、iPS細胞による臓器の完全な再現、はまだまだ時間がかかると思いますので、こういったドナー不足解消の方策、も考えられるのも肯けます。

 

臨床医としては、倫理的に問題なく、患者様が健やかに生活できるようになるお手伝いをしていくのみかなと思っています。

10月以降、大して忙しくもなかったのに結局更新できずに年越しになってしまいました。

また来年、よろしくお願いいたします♪

腎臓病のお子様がいる方で、気になることなどあれば遠慮なくご相談、ご質問いただければと思います。

みなしま、良いお年を!