思い出すことから始めてみよう! | アレクサンダーテクニークで緊張を味方につける教室

アレクサンダーテクニークで緊張を味方につける教室

本番で「いつも」通りに演奏できない音楽家のために、アレクサンダーテクニーク教師歴10年をこえ5,000人以上を指導した経験をもとに効果的で自分自身も役に立った情報をお届けするブログ

アレクサンダーテクニークのレッスンを始めて、改めて繰り返し練習することや経験が大切なんやなと思います。


前回のブログで紹介したジャンベ奏者の方の言葉を思い出しました。


この方は、5/27の私の体験ワークショップの2.3日前にpoco a pocoで対談したバジルさんのアレクサンダーテクニークのワークショップも参加されていました。

私のワークショップが終わってから話をしていると、

「連続してレッスンを受けると変化が分かりやすいですね」

と言われました。

全くその通りなんです!


今回のワークショップの「カラダのイメージ」というのは、聞いた瞬間からその場ですぐに変えることができます。

これは便利な人間の機能のおかげですね。


ただ、何かの行動に移した瞬間にこのイメージは元々ある思い込みや理想の自分のイメージに戻ってしまいがちです。


・演奏しようとした時
・楽器を持った時
・椅子に座った時
・演奏するイメージした時


「これは使えるアイデアやな。これから演奏に使ってみよう!」と思っていたことも、何かをしようとすると反応してしまう。

そうです!新しい使えるプランも習慣やクセが圧倒して邪魔をしてきます。

そこで教師がマイナスに働く習慣やクセを新しいアイデアを活かせるようにサポートします。

学び始めた最初の間は、この体験をできるだけ続けることが大切です。

私も頭の動きが大事なんやーって思っても、次のレッスンでは頭のこと忘れてましたしね。

回数を重ねるごとに、マイナスに働いてしまう習慣やクセはどんどん減って、最終的には出てこなくなります。

別のクセとかに気づいても、それにどう向き合っていくのかも分かるようになります。


ただ人間はすぐに今まで通りに戻ろうとする、現状維持の機能が働きます。

なのでまずは、ダイエットのように継続することが大事なんですね。

「めっちゃ大変そうやん」

そう思われるかもしれません。


でも、簡単に言えば「考えるだけ」です。


食事制限や筋トレも必要ないんです。
(私個人的には必要ですが・・・苦笑)


先日もこんな話がありました。

カルメラのレコーディングに参加した時です。

ドラムのいがっちょさんと脚の動きについて話してました。

もうちょっと動きやすくなればなということで、脚の話から座り方の話になりプチレッスン開始!

レッスン後には、「今までよりもダラーンと座ってると思う」と言われたので写真を撮って、実際の姿を見てもらいました。

「めっちゃ姿勢良いやん」

本人のカラダから来る感覚や情報と、実際の見た目と違っていたんですね。

これは面白かった。

そこで、脚を動かしてみたら動きやすくなってるとのことでした。

勉強してきて良かったーと感じた瞬間でもあります。役に立てて嬉しい!

それを聞いて面白がってたメンバーが来て、1人ずつレッスンしては写真撮って、「うわ!なにこれ」のパターンを繰り返して、同じように自分の感覚と見た目の違いを楽しんでました。

腰が痛いというエンジニアさんにもレッスンしたりと、レコーディング中断してワイワイ盛り上がったなー。

ここで、長年の付き合いのベースひでや君が「でもこれ1人じゃ再現できへんわ」と。

ナイスコメントです。さすが相棒。

これは先ほどの話をつながりますが、


・現状維持の機能が働くこと。

・行動に移した瞬間に自分のイメージに戻ってしまうこと。

1人でやろうとすると、最初のうちはこれまで経験した自分のやり方に戻りがちです。

私も最初はよくありましたし、今でもレッスン受けて気づかされることが沢山あります。


こんな時に教師の出番です。

やりたいことの為に、順序立ててゴールまでいける道を作れるようにサポートします。

そして私の場合は、これが生徒さん1人でもできるようになってもらうことを目標としています。


というように、こんな実際にあった話からの理由も合わせて、まずは定期的にレッスンを続けてもらうことが大切なんですよ。


「考えるだけ」


簡単に言いましたが、ここに今まで生きてきた経験や想いが複雑に混ざり合ってくるんですね。


まだまだ私もこれからですが、このブログや私のワークショップで「これはいいな!」と思ったアイデアがあって、演奏の時に使いたいなと思った時はまずは1つだけ試してみてください。それは、


「思い出すこと」



・演奏しようとした時
・楽器を持った時
・椅子に座った時
・演奏するイメージした時


何気に通りすぎてしまう瞬間に、ぜひ思い出すことから計画に入れてみてください。


そこで豆知識!!

思い出す為の方法としてメモを書いておく。

私の場合は、ライブのセットリスト(曲順表)に「頭」と書いてみたり、ドラムセットに付箋を張り付けて演奏中見えるようにしたりします。

譜面台に貼ってみたり、譜面の隅に書いたりと色んな「思い出す」方法があります。

演奏中に考えられることは一つくらいなので、上手くいかないなと思った時に「頭」を思い出せる準備をしておくと良いですよ。

まずは思い出すことから始めてみませんか?


アレクサンダーテクニーク講師
BODY CHANCE 音楽部門チーフ

USK



■6月のワークショップスケジュール


6月中は

「アレクサンダーテクニーク・ミュージックフェスティバル @BODY CHANCE大阪」

が開催されています。

http://www.alexandertechnique.co.jp/modules/contents/index.php?content_id=477#OSAKA



このキャンペーン期間では、通常の月2回の個人レッスン以外に特典が付きます。

・東京芸大講師のバジルさんの6/8にある特別講座。

・USK特別セミナー、8時間分も無料

他にも割引特典があったりと、キャンペーン期間ならではのお得感たっぷりの内容になっています。


私の特別セミナーは管楽器専門誌poco a pocoで連載させてもらっている、

USKの『カラダのレシピ』実践講座 を行います。

■内容
4つのテーマで学ぶ「カラダの仕組みと動き」の講座。本来あるカラダの仕組みと認識がずれてしまっていると、演奏における楽さ自由さを制限してしまいます。ゲームを混ぜながら楽な動きを体験しましょう。


「カラダの仕組みと動き」を知ることで、アレクサンダーテクニークレッスンも効率よく学べてより効果的になります!
現役でアーティスト活動をしているからこそ共有できる話や相談もできます。


■会場はこちら

場所:大阪スタジオはこちら



質問・申込はこちらでもOKです。
→usk@bodychance.jp


ご応募お待ちしております。





■アレクサンダーテクニークを用いたドラムレッスンを体験したい・興味があるという方は下記からお気軽にお問合せください。

USK ホームページ
 http://www.usk-drum.info/
メールアドレス usk.lesson@gmail.com
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