どれほどに言葉を尽くしても
あなたへ向けた感情を表せない
愛してるなんて使い古された言葉じゃ
あまりに薄っぺらくて物足りない
執着なんて生ぬるい言葉じゃ
あなたを縛り付けられない
いつだって愛憎は紙一重で
私を求めるあなたは愛おしい
私以外を視界に映すあなたは嫌い
あなたの世界から私以外消えてしまえばいいのに
どれほどに重く深く
あなたへ私を捧げたって物足りない
ぐるぐる感情がわだかまって
あなたを私だけのモノにしたい
嫉妬も不安も狂気も綯い交ぜに
この腕に閉じ込めてしまえたらいいのに
言葉足らず伝えられなくて
掴んだはずの腕はいつしか空を切って
焼き付いて離れない笑顔はどこにもなくて
狂い泣くあなたの傍にいることしか出来なかった
どれほどに言葉を尽くしても
あの日のやるせなさは語れない
あなたを唯一と定めた瞬間から
傍で守りたいのに不器用で空回り
結果どこにもいなくなって後悔ばかりの日々
心は一度あなたと共に死んでしまった
愛してるなんて使い古された言葉じゃ
二度目の生の歓喜は表せない
執着なんて言葉じゃ生ぬるいから
あなたと私だけの音を奏で世界を満たそう