先日、高校時代の恩師から連絡があり、競技会に選手を連れて来るので会えないか?と。



何年振りでしょうか。実際に会うのは6年以上振り。



仕事が片付かず、会いたいけどちょっと難しいかな?って思ってましたが、夕方に打ち合わせに行く場所が恩師が宿泊しているホテルから徒歩圏内だったので、連絡して行ってきました。



今回は母校からたった1人しか連れて来られなかったと、残念そうな反面、この子の潜在能力の高さに期待している感じで楽しみだと語っていました。



こんな時代ですから、遠くにいてもいつでも連絡は容易に取れるし、SNSで近況も把握出来ます。



ただ、直接会って話すのはまた別。懐かしい話に花が咲きました。誰にも期待されない未経験の素人を日の丸も夢じゃ無いとこまで育ててくれ、全国の舞台で戦わせてくれた恩は一生忘れません。



「確かあの時こんなレースだったな」「お前はあの時もう少し我慢できたら良かったのにな」「そう言えばこんな所にまで合宿に行ったな」



お互いに用事が無ければ多分一日中話してたって尽きないくらいでした。



コーチはたくさんいる教え子の中の一人でしか無い自分の思い出話をたくさんしてくれました。



我が校のコーチに就任してからの教え子の第一号が自分と言うこともあるのか、事細かに憶えていてくれて。嬉しかったですね。



短時間でしたが、久しぶりに会えてよかった。




さて、翌日からは殿下と姫さまを連れて故郷に帰省です。



朝8時起床、9時出発と言う殿下。絶対無理だと思いながらもそれを口にする度胸が無い自分。妊婦さんの扱いは難しい。



で、予想通り10時になる。自分がチンタラしてた訳ではありません。姫さまも7時には飛び起きて、「ジジとババのうちにいっておじちゃんに会うんだ」と、大事なプリキュアのぬいぐるみをバッグに詰め込んで準備万端!!しかし、やれジュニアシートを載せ替えるだの、車の中を片付けろだの、今言う話ではない事を指示して、お化粧に時間をかける。全て殿下の段取りミスです。



しかし叱られて八つ当たりされるのは自分。そしてそんなイライラの殿下にワガママ言った事でブチ切れられる姫さま。ギャン泣き。



最悪の出発になりました。



今回は新潟の糸魚川から、長野県の白馬村を抜け、安曇野から高速に乗り換えて南下するルートを選択しました。



いつもなら国道41号線を名古屋方面に走り、岐阜の下呂から中津川に向かい、高速に乗り換えて北上するルートですが、自分の運転を信用していない殿下と、車酔いをする姫さまを乗せてます。



出来るだけ平坦な道で尚且つ高速代を考えてこのルートにしました。時間も案外短く、いつもより30分ほど短縮できます。



糸魚川から白馬村に向かう道は自分にとっては走り慣れた道。本気でプロスノーボーダーを目指していた20代は通いまくった道です。当然ハイシーズンですから積雪、凍結ともに最悪の状況下での運転でした。だから、この季節に走る事に対しては全く問題も無ければ、むしろ紅葉も綺麗で車もV6の3000CCだから気持ち良いドライブ気分でした。



「このウネウネ道いつまで続くの?」「いつ高速乗るの?」



…この最高の景色を何とも思わないのか?残念な奴だ。



後部座席で寝転ぶ殿下からたまに飛んでくる言葉で気分が台無しになりながら、ようやく白馬村を抜けて青木湖、木崎湖の横を通過、大町の辺りで思いました。ここにトンネルでも出来れば近いのに…



休憩を入れつつ、安曇野まで来てケータイのナビがバカな事を言い出す。多分、渋滞を避ける為に指示したんでしょうが、途中で田んぼ道に誘われ、こっちが近道なのか?と内心不安を抱きつつ従うと、元来た道にぶち当たる。しかも信号の無い交差点で渋滞の中右折しろとか。



また後部座席から「ナビ頼りしてるからこうなるんだよ。方向音痴だねぇ。」



言うだけの奴は楽なもんだ。



何とか国道に戻り高速まで辿り着き、後はひたすら南下。宿に着いてチェックインしてから実家に向かいました。実家では久しぶりに会う両親と兄、兄の次女が待っていました。



姫さまにとって我が両親に会うのは2回目。ですが、初めて会ったのはまだ物心つく前でしたから、テレビ電話で話はしていたものの、どんな反応か不安でした。



しかし、予想を遥かに超えて我が家のようにくつろぎ、ほぼ初めて会うジジとババに突撃していく。そして家の中を探検する姫さま。



安心しました。



晩御飯を実家で食べて宿に戻る。



天然温泉の大浴場など初めての姫さま。見たこともない巨大な風呂に大興奮で、転ぶから走るなと言ってるそばから転ぶ。



我々しかおらず、貸切の大浴場で大はしゃぎでした。翌朝も朝風呂に行って初めての温泉を満喫した姫さま。



自分の祖父母が眠る墓に行って墓参りして、実家に行く。兄家族が姫さまの為にとプリキュアのおもちゃをサプライズでプレゼントしてくれ、また大喜びでした。



しばしパパの生まれ故郷を満喫。隣に流れる小川にて魚を見つけて大興奮。自分が小さい頃はほぼ毎日この川で魚を捕まえたり蟹を捕まえたりして遊んだものです。



神社に行ってお参りしてからお土産やらたくさんもらって帰路に就きました。



帰りにリンゴや葡萄を買い、また同じルートを走り19時半過ぎに我が家に無事帰還。



殿下は「この車でこのルートなら無理無く帰れるね!」



…行きで散々文句言ってたのは誰や!?



姫さまは「また大きいお風呂に行きたい!」「ジジとババとおじちゃんに会いたい」と、一日たった今日も興奮冷めやらぬ状態で、貰ったプリキュアのおもちゃを大事にバックに入れて家の中を散歩していました。



次はいつになるかわかりませんが、殿下は出産したらしばらく動けませんし、そうなりゃ姫さまと2人で帰ろうかな?殿下が許してくれたら。



やっぱり生まれ故郷はいいですね。仕事に縛られなければ一週間くらい滞在していたい気分ですよ。



楽しかった。