って、まだフランス戦が残ってますけど、これは消化試合になってしまいましたからね。

まったく良いところなしのオリンピック最終予選でした。

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かつて曲芸と称されるようなコンビバレーでオリンピックを制したのはもう遠い昔の話で、思えばミュンヘンオリンピック以降、日本はお家芸と言われたそのコンビバレーを海外に吸収され、そしてより高くてより早くてより強いカタチに昇華され、いまや同じアジア圏の中国にさえ歯が立たないところまで落ちぶれてしまいました。

少なくとも私がバレーボールに打ち込んでいたあの頃は想像もつかなかった事態です。

確かに、石川なんかは良い選手だと思います。恐らく、向こう何年かの全日本男子は彼を中心にチームを組み立てていくことになるでしょう。

でもね、海外には彼と同年代でさらに大きくてさらに強くてさらにデキる選手がゴロゴロいるんですよ。。。正味な話、世界と対等以上に渡り合っていこうと思ったら、彼がエースでは役不足としか言いようがありません。なのに日本バレーボール史上最高の逸材とかね。メディアのあの煽り方はサムいを通り越してむしろ残酷です。てゆーか、大古や中垣一はどこいったんだって話。ほんとアホかと。

先が見えないと言うかなんと言うか。。。とにかく弱体の根深さを感じてやまない今日このごろ、それでもこの状況を打開すべく改革を促そうとするなら、かつてサッカー界がそうしたように、いい加減、海外の血を…そう、本流を熟知している外国人監督を誘致すべきでしょうね。そもそもチームが弱いのに、対海外においてなんの実績もない日本人が監督をやってるってんじゃ、もう完全に丸腰ですよ。

まぁ、全日本男子が弱くなったのは今にはじまったことでなし、それでも頑なに日本人を監督に据え続けるのには、我々では知り得ない政治的な絡みなんかがあるのかもしれませんが。。。

ともあれ、この調子じゃ次のオリンピックもほぼ絶望的。ならもう、いっそのこと中国みたいに平均身長2メートルの、サイズ感で海外に劣らないチームを作るであるとか。長期的なスタンスで、そういう思い切ったことをしていかなければ、延々と同じことを繰り返すんじゃなかろうかと。。。

で、もし仮に女子まで弱くなったりした日にはあーた、いよいよテレビでも放送されなくなって、で、露出の減少に比例して競技人口も減って。しまいにはバレーボールというスポーツ自体が取り返しのつかないところまで落ちぶれますよ、いやホントに。

かつてオリンピックの本線でアメリカに勝ったり。。。

そういう古き強き全日本をリアルタイムで見ていた私なんかは、ビミョーに胸が張り裂けそうな感じだったりする次第でございます。