笑うせぇるすまん

パンチのきいた新台が出る――

SANYOの意欲作「笑うせぇるすまん」

同機は天外魔境・ピンポンと受け継がれているゲーム数消化方式のART抽選システムを採用しているのだけれど、特筆すべきは「自力の要素」が格段に強みを増している点。

その心は――

特定役の成立を機に突入する「福ゾーン」

これがART当選の重要な役割を担っており、ひとたび同ゾーン突入したらば、あとはもう自分との勝負。

福ゾーン突入時は、以降、規定ゲーム数到達まで毎ゲーム高確率でART抽選が行われるのだが、かくあるがゆえに、ここでめでたくART当選した暁には、この上ない自力達成感に酔いしれることができるワケで。

つまるところ、この福ゾーンの採用によって、前2作にはなかったゲーム性の拡がりがもたらされた、と。

加えて、「自力」という点では、ART中も要注目。

今作では、特定役によるゲーム数の上乗せ(最大300G)が用意されているため、ART消化中は恒常的な期待感がほとばしること請け合い。

ARTの連チャン性も然ることながら、ワンセットでのロング継続にも期待できるというのは、打ち手にとってヒジョーに有り難い話である。

かくして継承と進化の融合体とも言うべき「笑うせぇるすまん」が、どれだけ多くのプレイヤーを求心するのか――その動向には、是非とも注目したい。

PS

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