鼻毛

男に磨きをかけるべく、夜な夜な鼻毛を抜いていたところ…

いつしか、勢いづいてしまい、気づいた頃には『ツルツル』になってしまった。

鼻毛には鼻毛の役割がある。役割があるから生えている。

そんな大事な鼻毛を失ってしまった今夜は、鼻の通りさながら、心にもスカスカとした風が吹き荒ぶ。

早く生えてこないかなぁ、鼻毛。