フルマラソンの距離を3:44台で通過するも下り坂は苦手なので脚を使わないように、むしろブレーキをかけながら慎重に下りました。やはり、下りは苦手なので先程抜かしたランナーに2人抜き返されましたが、気にせずに慎重に慎重に下りました。


この40~50kmの区間は結構な200m以上の上り&下りで脚にダメージがありそうなので先程抜かされた2人のランナーに上り区間で追い抜きました。そして、45kmぐらいで100mぐらい前方に女性ランナー(たぶん1位か2位)が見えたので追いかけることにしました。また、45km過ぎで昨日お会いした神戸のY田さんに追いついたのでお互い頑張りましょうと声を掛けました。


女性ランナーを追っかけようとしたのですが、すぐに下り区間に入ってしまったのでどんどん差が広がったのであっさり諦めました。


【50km・・・4:28:28】



50kmまではM井さんの戦略どおりに走れました。この先が平坦ならサブ9を狙えるのですが・・・。50~60km区間は300m以上の下り区間で徐々にダメージが蓄積されてきているのが実感できました。寂しいことにこの10kmの区間は、遥か先に女性ランナーを1度視認しただけであとはランナーを見かけませんでした。


それでも、結構な雨が降る中を地元の住民の方が熱心に応援してくれているので声援に応えて手を振り走りました。


【60km・・・5:20:34】



ふ~、37kmの部のスタート地点が見えたと思ったら地下道を通らされて、地下道の上りが全然上れないぐらい下りのダメージがあり、腰も相当重たくなってきていました。


この地点は、レストステーションでもあり着替えが置いてあったのですが、着替えずにウェストポーチの中のアミノバイタルを補給だけして腰への負担を考えウェストポーチを外しました。


そうして、スタートしようとするとかねちゃんに声を掛けられ勇気をもらっていると地元TV局のインタビューを受けてしまいました。まさか、レース中ににインタビューを受けるとは・・・。


そして、レストステーションをスタートするとこのコース最大の難所出立山に向かいます。標高900mで高低差は450mぐらいですかね?坂が壁のように感じて全然進みません。


前方に2~3人のランナー歩いていたのでパスしましたが、麿自信も嫌になっていました。ただ、ありがたい事にここのコースは、山中での上り坂・下り坂には「サラリーマン川柳」「主婦川柳」「「一般常識クイズ」の看板があるので気を紛らわせてくれます。


どんどん脚が重たくなり5分歩いたら5分走ろうと決めてゆっくりゆっくりと坂を上りました。


疲れた~。


【70km・・・6:32:19】



ほえ~、さすがに高低差450mぐらいので全区間では72分弱かかったのでこの区間で立て直したいと思ったのですが、この区間は全区間と逆で450mぐらいの下り。


もうブレーキをかけながら慎重に下る筋肉的余裕はなく、ただ成り行き任せで下っていました。途中で腰に相当な張りを感じたのと尿意を催したのでトイレタイム。


78.5kmのエイドでそばを食しているとすぐ後ろ(1分差以内)にゼッケン330の男性ランナー1名・ゼッケン519の女性ランナー1名がいました。う~ん、下りは苦手なので差が詰まりますね。



【80km・・・7:24:02】



80km手前から右太もも裏側が攣りそうな感覚になり慎重にならざるえないな~と思いながらも、そんな脚も残っていないから成り行きまかせだろうなと思いました。


80km過ぎでで2人のランナーをパスしたときに「ピカチュー頑張ってね~。」と声を掛けられ、ちと嬉しかったですね。今回、抜かしたランナーに言われたのはこの1回でした。ただ、抜かしたランナーの一人にには97km地点であっさりぬかれましたが・・・。


81kmぐらいのエイドで塩を補給して脚の攣りそうな感じが無くなったのですが、そこから続くダラダラとした上りにもう適応する気力が無くなりただ惰性で上っていきました。そして、沿道の住人やボランティアスタッフにあとこの坂はどれくらいと聞きまくっていました。


37kmのトップのランナーがもの凄い勢いで坂を駆け上がるを羨ましく思いました。


【90km・・・8:21:02】



よっしゃ~、あと10kmだと思いました。


何気に後ろを振り返るとすぐ後ろからゼッケン330ランナーがいるのがわかったのでややペースアップして上り坂を走りました。不思議なことによくここまで脚が動いているな~とは思っていました。


下りでさらにペースアップしたつもり(実は全然上がっていなかったりして)で、前方のランナーを一人パスして行くも37kmの部のランナーに3人と80km過ぎで抜かしたランナーに1人に抜かれはしたものの雨の中で応援してくれる町民の方、エイドスタッフの方に感謝しながら最後まで頑張ろうと思うとまだまだ脚が動くではないですか?


それでも、ここでペースアップし過ぎて故障するのもなんなので余裕のペースで沿道に手を振りながら走り、ゴールテープを切りました。


【100km・・・9:12:02】



ゴールして、カメラを取り行き記念撮影をして給水していると、ゴールしたランナーから「ピカチュー速いですね~。」「2年前の東京マラソンでも走っていましたよね?」等々声を掛けていただきしばし談笑していました。そして、着替えに戻ろうとすると地元TV局からまたもやインタビューを受けてしまいました。1大会で2度のインタビューは初でした。


ほんとうに楽しい大会で、これで最後なのが寂しい限りだと思います。もう1度、この大会を走りたいですね!


大会スタッフの皆様、日南町の皆様、参加者の皆様、本当に楽しい大会をありがとうございました。麿が、今までに参加した大会でNO,1でした。