キャンプ地:キャンプ冒険仲間
日程 :2023年9月16日(土)~2泊
予約方法 :bouken-nakama@docomo.ne.jpへメール
090-7816-0368まで電話(携帯電波が弱く繋がりにくいためメールを奨励)
チェックイン :12:30~
チェックアウト:~11:00
前回のキャンプ飯はコンビーフ。
なんか懐かしくて、つい手を出してしまいました。
いや・・・懐かしいというか・・・
懐かしいけど、記憶の通りの味で美味くなかった(´・ω・`)ショボーン
というわけで、キャンプ飯でリベンジかますためにやってきました「キャンプ冒険仲間」ですよ。
ん?
なんかシロクマ君に元気が無いな?
隣に出来たキャンプ場にお客が入ったので、リードで繋がれてしまい(´・ω・`)ショボーンらしい。
心配するな!
私が来たからには存分に遊び相手になってあげよう!
てな感じで、サバイバルサイトに小さいほうの炎幕DX(テンマクデザイン)を設置しました。
相変わらずリードで繋がれていますが、シロクマ君の機嫌も上々です。
さてさて、今回の主役はこちらになります。
キャンプ冒険仲間で飼われている烏骨鶏。
今年の春に生まれたオスです。
ご存じの通りオスは卵を産みませんが、オスと交配しないとメスも卵を産まないらしく、鶏小屋で雄雌を一緒に飼っているわけですが・・・
朝一番に鳴いて五月蠅い(朝に鳴くのは雄だけらしい)
雄は二羽もいれば十分で、それ以上は餌がもったいない。
等々の理由で余った雄を処分しちゃおうか・・・
という話を聞いて、処分(廃棄)はもったいない!
せっかくだし、食べれば良いんじゃない?
という話の流れで、私が捌いて調理することになりました。
管理人の松本さん曰く「手塩にかけて育てた鳥は可愛くて手に掛けられない」
というわけで、私が両親から聞きかじった情報を元に(昔は自分の家で食用に飼っていたらしい)具体的な食肉処理の方法はググれYahoo!して情報収集。
鶏小屋で捕獲されて観念した烏骨鶏の雄。
それでは作業開始です。
1)両足を縛り自由を奪い、羽をばたつかせないようにガムテープで簀巻きにする。
2)川に行って鉈で首を跳ね、逆さに吊って血抜き。
クビを跳ねるために押さえつけると烏骨鶏と目が合ったのよ。
なんか気まずくてタオルで目隠ししたら大人しくなったので、鉈を振り落としたら・・・
一発でクビ跳ばせなかったです。
やっぱり躊躇いがあったのか手元が狂って、二発目で漸くトドメを指せた。
思ったほど出血はありませんでしたが、やっぱりなんか気まずい・・・
3)頭は河原に埋葬して「ごめんなさい、そしてありがとう。お肉は無駄なく美味しくいただきます」
残酷ではありますが。
私たちが普段何気なく食べている牛肉や豚肉、鶏肉や魚介類も、私たちが目にする機会が無いだけで、どこかで誰かが食肉処理をしているんですよね。
スーパーでパック詰めされたお肉は「物」にしか見えませんが、数時間~数日前には命を持った生き物だったんですよ。
「命をいただく」感謝の心を忘れずにいたいものです。
まじめな話はここまで。
4)鍋で水を煮てお湯を沸かします。
5)羽を毟るために熱湯に鶏を数分間浸けます。
6)毛穴が広がるとスルスル~と簡単に羽が毟れます。
ぶっちゃけ素手では熱くて触れないので、焚き火用の革手を着用。
7)毟り取れない産毛や小さい羽毛は焚火で燃やします。←ガスバーナーが便利
烏骨鶏って地黒なんですね。
鶏肉を買うと皮がピンクなので、烏骨鶏も同じ色だと思っていましたよ。
画像じゃわからんけど青系の紫っぽい黒色で、実物を見ると食欲が下がる色ですねぇ・・・
8)肛門からナイフを入れて腹を裂く。
9)腹に手を突っ込んで内臓を引きずり出す。
もう無心になってやるしかないですよ。
キモイとかキタナイとかコワイとか考えちゃダメ!
犠牲になった烏骨鶏に失礼が無いように、丁寧に内臓を取り除きます。
本当は心臓(ハツ)、肝臓(モツ)、砂肝の三つは綺麗に処理して焼いて食べるつもりでしたが。
ごめんなさい、次回の課題ですね。
とりあえず、丸鳥の状態には出来た ε-(´∀`*)ホッ
続いて下処理を開始。
作る料理はコレ(通称 美味しんぼの中華風フライドチキン)
今日は下処理と仕込みだけですが。
10)ダイソーで買った味塩コショウを全体に擦り込み、同量の酢とハチミツを混ぜて鶏肉の表裏腹の内側までしっかり塗り込む。
正直言ってやり過ぎって感じの味付けだったけど、結果から言えば美味しかったw
11)風通しの良い場所に吊るして一晩干して馴染ませる。
今日はここまでですね。
割と適当にやったけど、まぁ何とかなるもんだわ。
しっかし、こんな鶏一羽でこの騒ぎ。
アルゼンチンの牛一頭丸焼きバーベキューとか、どんだけ手間かけてんだろう?
( ゚д゚)ハッ!
神津牧場に行けば仔牛売ってくれるかも!?
日も暮れたのでテントに戻って夕食の準備です。
シロクマ君だらけすぎ(笑)
シロクマ君には豚のゲンコツを焼いてあげる定期🍖
今夜もサバイバルサイトの警備お願いしますよ!
私はお昼に食べ損ねたベイシアのカレーバイキングと高級な牛肉🍖
シロクマ君「まだですか?まだ焼けませんか?もう食べてもいいですか?」
大好物を前に尻尾がブレて写らないほど興奮するシロクマ君。
おもしろい子だわw
シロクマ君「いたぁ~だきぃ~ますっ!」
本当に美味そうに食べるなぁ・・・
お腹も膨れてまったり。
サバイバルサイトに他のお客さんはいないので、森の静寂を独り占め。
いや、シロクマ君と二人占めです。
サバイバルサイトに侵入者発見?
シロクマ君が臨戦態勢に!
イノシシか?クマか?
まさかのトラか?
鹿でした🦌
シカたない、寝るか。
シロクマ君、おやすみなさい。
キャンプ二日目、9月17日(日)の朝5時です。
おはようございますm(__)m
今回のシロクマ君はテントにリードで繋がれたままなので自由にパトロールに行けません。
さあ、散歩を兼ねて朝の見回りに出発しますよ!
キャンプ場の境界線にう〇ちをして縄張りを主張するシロクマ君。
ここは栗の木のそばで、栗を食べるために野生動物が集まって足跡だらけ。
かなりの広範囲にわたってう〇ちとおしっこでマーキングしていました。
シロクマ君器用だな・・・う〇ちを途中で止めて4~5か所にマーキングしてた。
実家で飼ってた犬は一度に全部出し切っていたけどな。
朝食は簡単に済ませます。
今日は牛缶より鯖缶の気分♪
マジウマー!
この缶詰は当たりですね。
ガーリックなブラックのペッパーが美味いw
また買ってこよう。
ん?赤松エリアにもお客さんがいたの忘れてた。
静かで全く気が付かなかったな。
サバイバルエリアへのアクセスはこの道を使います。
4WD車ならずっと奥まで入っていけます。
左の紅葉の木の下なんか風通しも良いし、木陰も広くて地面は平らで雨が降っても水たまりが出来ないのでお勧め。
下サイトを回って語りの場へ向かいます。
もう朝の8時を回っているのでコーヒータイムですよ。
たくさん歩き回ってシロクマ君もご機嫌ですね。
語りの場に到着。
他のお客さんたちと朝の挨拶をして、松本さんが淹れたコーヒーをいただきます。
ついでに昨日処理した「烏骨鶏の開き」の確認。
大丈夫!腐ってない(笑)
まぁ、あんだけ塩コショウして水分を抜いた上に、蜂蜜と酢で防腐処置したからね。
コーヒーを飲んで雑談している間も、シロクマ君はべったり張り付いています。
自分で飼ってる犬じゃないけれど、ここまで懐かれると可愛いです。
山羊一家にもご挨拶。
おはようアカ!
相変わらず可愛いねぇ。
こちらはチチ。
まだまだ子供っぽいけど、こう見えて母親なんですよね。
さて、コーヒーで一服したし。
そろそろフライドチキンを作りますよ!
ご飯と聞いて反応するシロクマ君。
シロクマ君「ご飯ですか?ボクが食べるの手伝ってあげますよ!」
いえ、食べる前に料理しなくてはならないので・・・
ある意味決死のキャンプ料理(せっかくいただいた命を無駄にはできない)
やることは簡単です。
本当はピーナッツオイル(落花生油)を使うらしいのですが、手に入らなかったので胡麻油を使います。
鍋で加熱した胡麻油をお玉で掬ってひたすら鶏肉に廻し掛けしていきます。
丸鳥が重くて意外と大変。
あと、焚火を使うのでメッチャ熱いです。
油こぼすと火柱が上がるので革手を着用(怖)
てか、鍋が小さすぎたな。
美味しんぼでは中華鍋使ってたのだが。
でも、この五徳じゃ丸底の鍋はひっくり返るし。
というかさ、このやり方で合ってんのかな?
味見も出来ないからちゃんと火が通っているのかもわからんし。
シェフ大泉洋もこう言ってるから、大丈夫だろう!
約一時間ほどで完成!
なんか想像していたのと違うけど・・・
見た目も匂いもメッチャ美味そう(大興奮)
やばい!ボッチのグルメみたいになってきたよ!
塩コショウが良い塩梅でメチャウマでした。
まぁ、予定では「皮はパリパリお肉はジューシー」な仕上がりになるはずでしたが。
実際には皮が弾力ありすぎてゴムみたいで嚙み切れない(汗)
でもモモ肉もムネ肉も大変美味しかったです。
反省点は多々ありますが、キャンプ飯の醍醐味ってことで(笑)
ありがとう烏骨鶏🐔
次はスープに挑戦するかな。
烏骨鶏で中華風フライドチキンを作ったあと、サバイバルサイトに戻ってお昼寝。
気が付いたらもう辺りは暗くなっていました。
今夜もニッセンのマリンランプに点灯!
灯油ランプの灯りの下で、シロクマ君と一緒にまったり。
夕食はステーキな牛肉ですよ(また肉かよ)
デザートは団子さん兄弟!じゃなかった。
みたらし団子です。
今日もよく遊んだな~。
おやすみなさい、シロクマ君(˘ω˘)スヤァ
翌朝の5時前。
珍しくシロクマ君に起こされる。
ずっとリードで繋がれっぱなしで、遊び(散歩)に行きたくてウズウズしているらしい。
ランプを消して足腰のストレッチをして・・・
冒険仲間でシロクマ君と遊ぶと腰痛を忘れて気持ちがいいんだよね。
リードを持って、さあ出発です。
シロクマ君「さあ、ボクがお散歩に連れていってあげますよ」
シロクマ君「ここが怪しいです。マーキングしておきますね」
サバイバルサイトから山の方に向かって移動するシロクマ君。
動物の臭いがプンプンします。
栗の木の周りは特に色々な動物が栗を食べに集まるのか、興奮気味のシロクマ君ですよ。
土が見えているところは鹿の寝床ですかね?
数が多いし水気も無いので猪のヌタ場じゃないと思う。
蹄の形から鹿の足跡ですね。
臭いを確認するシロクマ君。
こちらは人の掌より少し小さい足跡。
雨で土がゆるみ、ぬかるみで滑ったときに泥を爪で引っ搔いた跡がありました。
地面へのめり込み方からみて体重は鹿より軽そうですが、子熊ですかね?
この角度だと爪の跡(縦に三本ある)がわかります。
鹿や猪の蹄ではありませんね。
でも熊なら指が五本あるはずなんだけど。
熊じゃないよね?
ね?
雨で表面の泥が流されていたので、ここ数日間についた足跡ではないですね(この週末にまとまった雨は降っていない)
テントから近いですが、シロクマ君のう〇ち結界のエリア外です。
これ以上近づく事は無いでしょう。
サバイバルサイト内にはそれらしき足跡などの痕跡は無かったので、人がいない平日の夜に栗を食べに来ただけで山に帰ったんですね。
こうやって野生動物の痕跡を(足跡、食事や食害の跡、獣道)探索すると面白いですよ。
どんどん山奥に向かって進むシロクマ君。
これ以上奥に入って熊に遭遇しても困るので引き返します。
あいつら木登り上手だから、木の上にも注意を払わんとならないので厄介なんだよね。
こんな事なら車に寄って熊スプレー持ってくるんだったわ。
キャンプ場の敷地に戻って一安心。
この辺りには栗やドングリが多いので、それだけ野生動物も近寄ってくるんですよね。
真夜中にはフクロウ、ムササビ、鹿や狸の鳴き声が聞こえますよ。
昼間はリスや野兎の姿も見たことありますし。
車まで戻ってきました。
いかにも森の中って雰囲気でいい感じでしょう?
キャンプ場の敷地内には栗の実が手つかずで沢山落ちています。
シロクマ君のおかげで野生動物がここまで侵入出来ないんですよね。
逆に言えば、ここ(サバイバルサイト)は安全というわけですが。
朝食はモツ煮ですよ。
季節は秋。
モツ煮がおいしい季節になってきましたね。
朝ごはんを食べたらモーニングコーヒーをいただきに語りの場へ。
もちろんシロクマ君も一緒。
山羊さんにも朝のご挨拶。
今日のコーヒーは山羊のミルク入りです。
牛乳とは違った風味です。
牛乳臭くないので、牛乳が苦手な人にもお勧め。
空を見上げると僅かですが紅葉が始まっていますね。
地面には大量のどんぐりが。
撤収作業も完了したし、そろそろ帰りますか。
また来週来るからね~♪
さて、次はどの子をいただきますかねぇ・・・
次は丸鳥のスープを作ってみたいな。
文字通り烏骨鶏の命にかかわるスープですな。
次週に続く(かもしれない)