2012年にスカイツリーが開業した。当時押上浅草周辺では様々な催しがあって

盛り上がっていたのを覚えている。そのひとつとしてロンドンバスが運行がされた。

 

 当時たまたま浅草に行った折に見かけて乗ってみた。雷門の西寄りに乗車場所が

あり、そこから押上・浅草界隈を左回りに遊覧する20分程のコースだった。

 

 車両はロンドンの路線バスとして使われた本物のロンドンバス。一時期都営が

上野広小路と浅草の間を往復する2階建てバスを運行していたが、あれとは全く

別物である。

 

 

 

 ありふれた東京の風景の中にロンドンバスが現れるとその存在感はかなりのもので

気分が高まる。後部のドアの無い乗車口から乗って階段を2階に上がる。内装は

シンプルだがレトロ感があり、床は板張りであった。一番乗りで乗り込んだ時に

撮った写真なので乗客の姿が無いけれど、発車時点で7~8人くらいは乗っていたと

思う。

 

 

 運転は丁寧だったが、重心が高いためか加速減速時に前後にギシギシ揺れるのが

独特の乗り心地であった。

 

 一周して下車した。どういうコースなのか判明したので、走行写真を撮れる

ポイントを探して歩く。スカイツリーとバスが一枚に収まる場所を見つけて撮影

した。他の車に被られる可能性があり一か八かであったが、運よく綺麗に撮影する

事が出来た。ロンドンにテムズ川の橋の上からビッグベンを望む場所がある。

それをイメージしてビッグベンの代わりにスカイツリーを入れてみたのだが、如何

だろうか。