だいぶご無沙汰しております。ここLAに来てはや1カ月が経とうとしておりますニヤリ

アメリカはハワイしか行った事がなかった私にはLAは大き過ぎる笑い泣きやっぱ日本人がハワイ好きなのがよくわかる。

 

何より車がないとすっごく不便だし、交通機関が全然発達してないし、歩いてる人なんてほとんど見かけないし、歩いてたら普通にお金頂戴とか言われるし。笑

 

旦那がしつこく、「ここは日本じゃないからね、アメリカだよ。自分の身は自分で守らないとダメだよ。ボクシングでも武道でもいいから何か身を守る術を身につけて欲しい。お願いだから強くなって!!」と日々言われ、ジムでボクシングのクラスを無理やり取らされ、それが嫌で嫌でやりたくないっ!!!って喧嘩してます。

 

 

旦那の気持ちはわかるが、私は本当に武道とか痛い系の運動は嫌いで苦痛でしかない。楽しさを見出せない。これに関しては私が折れなくてはいけないのだろうかゲローゲロー

 

週に4回はジム通いが続いております。毎日筋肉痛チーン別に治安の悪い所に住んでる訳でもないし、危ない所には近ずかないのに。これが夢に見たアメリカ生活???

 

 

とまぁ不満で前置きが長くなりましたが(笑)今日はアメリカの医療体験について。

 

LAに来て2週間目にそれは起こりました。ランチで中華に行き、その残りを持ち帰りました。所用で車に1時間ほど入れっぱなしにしてて(これがそもそもの間違え)夜に強めのレンジにかけて食べました。(匂いも味も問題なしだったし)そしてたまたまこっちの強い痛み止めみたいな薬と(日々筋肉痛なので)自分の普段飲んでる神経系の薬を飲みました。

 

 

私は朝方、今までの人生で経験したことのない目眩と、寝ているのか起きているのかわからない感覚で、意識が飛び飛びでパニックから過呼吸を起こしました。自分で何が起こってるのかわからず、日本でも救急車なんて呼んだことないけど、呼吸の仕方が分からず、意識もハッキリせず、なんとか力を振り絞って救急車を呼んでくれない??と寝ている旦那に助けを求めました。

 

 

しかーし、アメリカ人の旦那は救急車が恐ろしく高額であることを知っている。私を大丈夫だからとなだめ、呼吸をさせ、そのまま寝かせました。私はそんな旦那に猛烈な殺意。英語が喋れたら自分で救急車を呼べるのに。と考えながら呼吸することに集中し、なんとか自分をなだめ浅い眠りにつきました。

 

そして旦那は仕事に行き、私はだいぶ落ち着き部屋でゆっくり過ごしていました。あー、あれは薬の飲み合わせが悪かったのか!!だから意識が飛んで当たり前のことができなかったのか。と1人で納得。

 

しかし、時間が経つにつれてまたもやとんでもない腹痛に襲われトイレに駆け込み、下痢と吐き気に見舞われなんとか部屋まで戻り床に倒れました。旦那にやっぱり救急車が必要かもしれない。とメールを送りそこからあまり記憶がありません。

 

連絡の取れない私にびびって旦那が慌てて帰宅。やっと重い腰をあげて私を病院に連れて行ってくれました。(それでもだいぶ渋ったけど)

 

19時くらいに救急病院に到着し、30分くらい待たされ採血と検尿をしました。ドクターに状況説明をし、薬のことも説明したけど、食あたりだろうと言われ、旦那もほら見て見ろ、食あたりくらいで騒ぎやがって。みたいな空気。

 

 

アメリカは死にそうな人が病院に行くところで食あたりは薬局の薬で治すんだ。これくらいで病院に来るなんて。みたいな空気をビシビシと感じました。私だって朝から本当に死ぬと思って日本の姉にメールで遺書まで書いて送ったのに。

 

 

でも確かに私が救急病院で治療を受けた2時間で周りは1人が亡くなり、1人がもう長くありません。宣告を受け家族が泣いていました。みんな重篤な中、食あたりの私と空港で小さな犬に噛まれたという金持ちそうな中国人の男の子(推定20歳前後)だけが場違いな感じがしました。

 

 

で、治療っていうか、点滴かポカリみたいなの飲むのどっちがいい??みたいなことを聞かれ、早く効く方!!って言ったら点滴になりました。

 

そしたら中年の男性看護師の点滴の注射が余りにも下手で、まず左腕で2回失敗し、諦めたのか左の手の甲で2回失敗し、また左腕に戻って失敗し、注射好きの私が余りの痛さで笑いながら号泣しました。結果最後は右腕で成功。私の左腕と手の甲は1週間腫れっぱなしで痛みっぱなしでしたガーンこれが日本の病院なら絶対文句言ってたレベル真顔

 

 

点滴が終わり最後に謎のオレンジ味のシャーベットアイスをガタガタ震えながら食べさせられ、医者にもう車の中に入れっぱなしの食べ物食べちゃダメだよ!!と言われ無事帰ることができました。

 

 

そして皆様と是非共有したいお会計事情。

 

・救急病院の夜間診療・血液検査・検尿・問診・診察・ヘタクソな点滴・謎のアイス

 

一体おいくらだと思いますポーンポーン?

 

 

診察ルームの中のキャッシャー専門のお姉さんと(受付の人とは別でした。アメリカは受付でお会計しないのかな??お姉さんがベット毎に巡回してました。)お会計についてもうドキドキしながら話しました。すると『今日はまだわからないから10日前後したら家に請求書を送ります。とりあえず今日は200ドル前金で払って帰ってください。』と言われました。

 

 

心の準備が必要なのでおおよそでいいからどのくらいか教えてくれない???保険会社から10万円超えたら診断書の提出が必要と言われてるんだけど。と言っても『教えられないの。』の一点張り。

 

しかもなんなら、結局200ドルどこからも請求されず、帰っていいよ。と言われ、エレベーター乗ってあれ???200ドル払ってなくない??ってなってまた病院に戻りました。

 

どんだけいい加減なんだ!!!真面目な日本人は払えと言われたら払わないと気が済まないじゃないか!!旦那はもう帰っていいやろ!請求しないほうが悪いし。とかいうのをルールは守らねば!!となだめ具合が悪い中また待合室で待たされる。

 

やっと今度はおばさんキャッシャーが現れ、『あらごめんなさいねー。戻ってきてくれるなんてまぁ!!』みたいな感じで200ドル払ってやっと病院を後にできました。

 

処方箋をもらって薬を買いに行くと旦那が一言。「この薬、普通に薬局で買えるよニヤリ」と。

 

心底日本に帰りたくなりました。日本の医療制度がいかに素晴らしいか。日本の看護師さん達の注射がいかに上手か。ひどい食あたりになると日本では病院に行くのが当たり前だと思っていた。日本人の旦那なら間違いなく妻が薬の飲み合わせとか、食あたりに苦しんでいると病院に連れて行くのに。アメリカは自分で治すのか。(うちの旦那だけ?)今後アメリカでやっていけるのか自信がなくなりました。

 

 

10日間は一体いくら請求がくるのか毎日ヒヤヒヤしてました。払える金額だろうかと。(保険は一旦自分で立て替えて3ヶ月後とかに入金なので)

 

 

では請求金額大公開!!心の準備はよろしいでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

$5253(¥577,830)

 

すでに200ドル払ってるからトータル金額*110円で計算

 

$5453(¥599,830)

 

滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗

 

 

食あたりで60万円ゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

 

払えるかっっっっ!!!!!!救急車呼んだら一体いくらやったんやっ!!!!

 

 

こっちにいる知り合いの中国系アメリカ人のおじさんに請求書見せたら、すぐ病院に払えないから安くして!って電話したら大丈夫だよ。って言われて、半信半疑えー

え、医療費ってディスカウントしてくれるの???そんなバカな話ってある???

 

 

なんとまぁディスカウントしてくれたじゃないか!!!!

 

 

 

 

$927(¥101,970)払ってください。

 

 

 

驚異の50万円引きっ!!!!!!

 

ひょええええええええ!!!!そんなことってある???

 

旦那いわくちゃんと最初200ドル払ってたのがよかったんじゃない??って言ってたけどそんなことってある???(しつこい)

まぁ、しかし食あたりで10万円越えはなかなかだ。

 

 

もう絶対アメリカで病院は行きたくない。皆様もくれぐれも食あたりにはお気をつけください。ちなみに大概のことは薬局の薬で治るらしい。笑