おチビちゃん、安らかに。そして姉妹たちが元気に戻ってくるのを待っています。 | ゆっくりのんびり、たのしく、ラクに。

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「マヌル沼」「動物園沼」にはまり中。気まぐれ更新です。

↓の記事をアップしてからほぼ4か月経ちました。

 

最近になってけっこうアクセスがあるので、その後の出来事をこちらにアップします。

 

ドイツ人ゲーマー、Marigatouさんが7月18日に行ったtwitchライブ配信で多くの寄付が集まり、その記念としてマヌルネコ一家に色々なプレゼントが贈られ、マヌル達は非常に気に入って使っていました。

 

一方、↑の記事にも書きましたが、そのライブ配信の少し前にコマヌル達の父親、トーマス君が亡くなってしまいました。

 

更にその後・・・

8月3日の昼食時間のこと。

いつもなら配達後、すぐ食べに来ていたマヌル達がなかなか寄ってこない、ということが起きました。

 

その後、お母さんマヌルのロシェさんは食欲旺盛な姿を見せていたのですが。

 

翌日8月4日、展示場の食料配達ボックスの傍らに、それまではなかったボウルが置かれていました。

 

後でわかったのですが、そこに入っていたのは薬だったようです。

 

更に翌日の8月5日の朝食の時にもコマヌル達は食欲がない様子で、視聴者達から心配の声が出始めました。

 

そしてその日の朝10時台、ライブ配信のチャット欄でNordens Ark関係者の方から

「マヌルネコ達に食欲がないのはトキソプラズマにかかったためです。獣医師が投薬を行っており、我々は最善の結果が出ることを願っています」

とのコメントがありました。

トキソプラズマは寄生虫によって起こる病気で、自然界でも珍しくないものだそうです。

そのコメントでははっきり書かれていませんが、トキソプラズマらしき症状が出ていたのはコマヌル全員または一部だったようで、母マヌルのロシェさんには特に問題はなかった様子?

 

その後ライブ配信は一旦停止され、8月7日に再開されました。

マヌル達は比較的元気に見えたものの、健康状態は完全に回復したわけではなく、投薬治療はもうしばらく続けられることが関係者のチャットコメントで明らかに。

そして8月8日夕方にライブ配信が止まってしばらくしてから、公式YouTubeチャンネルのコミュニティーページにこんな投稿がありました。

 

細かく訳すのは正直、辛いので概要だけ書きます。

 

・マヌルネコの子猫のうち、特に症状が重かった個体(唯一の雄)の状態が悪化したため、安楽死の措置が取られることになった。

・2週間後に検査の結果が出る予定である。

・他の子猫達の症状に対しては、引き続き治療を行っていく。

(筆者注:つまり、症状が出ていたのは子供達だけだったということですね)

・ライブ配信は翌週、再開される予定。

 

その「特に症状が重かった個体」というのは、以前の記事で紹介した「おチビちゃん」と呼ばれていた子でした。

ライブ配信の視聴者のうち何人かは彼が特にお気に入りだったようで、非常にショックを受けていた様子でした。

私も正直、辛い気持です。

 

マヌルネコは野生下では病原菌がほとんどいない環境で生息しているため、免疫力が低い動物です。

それゆえ、飼育下では感染症、またトキソプラズマなどの寄生虫による病気に弱いため、各施設では細心の注意を払いつつ飼育されています。

もちろん、Nordens Arkでもそうだったはずですが・・・

それでもこういうことは起きてしまうんですね。

 

今回のコミュニティー投稿には

「亡くなった子は我々にとても愛されていた子でした。なので、彼にも名前を付けてあげてください」

というコメントが付いていました。私も同意です。

 

7月6日にスクショした、コマヌル全員が揃っている写真を貼ります。(どの子がおチビちゃんなのかはわからないんですが)

 

おチビちゃん、安らかに虹

 

その後、生き残ったコマヌル達は回復している様子ですが・・・

例えば、テレグラムのManulizationコミュニティーの8月15日付投稿では、メンバーのアレキサンダーさんという方がその数日前(コマヌルの病気の発表があった後)にNordens Arkで撮影した写真と動画がアップされました。マヌル達は活発に動いている様子です。(動画の視聴にはログインが必要です)

2番目の動画では、コマヌルちゃんがボウルに入ったお薬を飲んでいる姿も。

 

ですが、ライブ配信の再開はまだのようです。

コマヌル達の回復が最優先ですし、ママヌルことロシェさんや娘たちが元気に戻ってくるのを気長に待つことにします。