51冊目 愚行録/貫井徳郎 | USHiROAD

USHiROAD

妻と娘とロックバンドと仮面ライダーとミステリと創作妄想とお絵かきをこよなく愛すおじさんです。基本的に曜日ごとにテーマ決めて更新しています。

51冊目

愚行録/貫井徳郎

(2014年5月20日読了)

 

 

 

 

 

 

読んだ当時の感想

 

今しがた読み終えました。

すっかり貫井先生にはまっております。

書店の帯で女優の杏さんがオススメしていたので借りてみました。

読後感はかなりの爽快感です。

爽快といっても、すがすがしい終わり方という訳ではありません。

どんでん返しが素晴らしい!

貫井先生の作品では『慟哭』や『乱反射』が上げられますが、

個人的には今まで読んだ貫井作品のなかで一番面白かったです。

一番どんでん返されました。

物語は幼児虐待の新聞記事から、インタビューに応える形で

展開されていきます。

終盤、ある程度真相が予測できるなと思ってきたところで、

仕掛けられた伏線がぼん!ぼん!と炸裂し、

最後の一行にまで衝撃が待っています。

予測を立てた段階では「この作品はオチがわかってしまったな」とか

「いまいちだったなぁ」とか思ってしまいますが、

見事にびっくりさせられます。

私が「貫井徳郎先生の作品でおすすめある?」と聞かれた場合、

いや、面白いミステリー小説教えてと聞かれたら、

これを勧めます。

女優の杏さんも中々のミステリー好きですな。

これは真相を知った上で再読したいので、

購入したいと思います。

一度読んで購入したいと思ったのは久しぶりです。

騙されたと思って読んで下さい。

 

 

振り返ってみて

去年くらいに映画になりましたよね。怖くて見てないですが。

今でも忘れられない好きな作品です。