51冊目
愚行録/貫井徳郎
(2014年5月20日読了)
愚行録 (創元推理文庫) [ 貫井徳郎 ]
756円
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読んだ当時の感想
今しがた読み終えました。
すっかり貫井先生にはまっております。
書店の帯で女優の杏さんがオススメしていたので借りてみました。
読後感はかなりの爽快感です。
爽快といっても、すがすがしい終わり方という訳ではありません。
どんでん返しが素晴らしい!
貫井先生の作品では『慟哭』や『乱反射』が上げられますが、
個人的には今まで読んだ貫井作品のなかで一番面白かったです。
一番どんでん返されました。
物語は幼児虐待の新聞記事から、インタビューに応える形で
展開されていきます。
終盤、ある程度真相が予測できるなと思ってきたところで、
仕掛けられた伏線がぼん!ぼん!と炸裂し、
最後の一行にまで衝撃が待っています。
予測を立てた段階では「この作品はオチがわかってしまったな」とか
「いまいちだったなぁ」とか思ってしまいますが、
見事にびっくりさせられます。
私が「貫井徳郎先生の作品でおすすめある?」と聞かれた場合、
いや、面白いミステリー小説教えてと聞かれたら、
これを勧めます。
女優の杏さんも中々のミステリー好きですな。
これは真相を知った上で再読したいので、
購入したいと思います。
一度読んで購入したいと思ったのは久しぶりです。
騙されたと思って読んで下さい。
振り返ってみて
去年くらいに映画になりましたよね。怖くて見てないですが。
今でも忘れられない好きな作品です。