12才以下のスポーツ指導で最も必要な事は
良い・悪いの判断力を育成する事です。
フェアプレイを基本と考えて、何の為にスポーツが存在するのか
誰にも出来ない技能より、誰もができる技能を教えることです。
そこで3つのスポーツ指導方法をお話します。

① 勝ち負けに拘らない
近年、指導者が勝ち負けに拘る以上に、親御さんが拘る傾向が強くなってきています。
あるスポーツでは、コートに立てないから辞めさせる・・・
お子さんが活躍できないことで、腹を立てる人が多くなっている・・・と伺います。
気持ちは分かりますが~
大事なことは、お子さんが楽しんでいるかどうかです。
そのスポーツ団体やクラブが楽しめる環境でなければ、他に移ることも大切です。
日本人は忍耐や我慢の精神力を崇めますが(笑)
これは全くの間違いです。
12才以下の子供達に大人でも出来ないことを、やらせようとするのは合理的とは言えません。
スポーツは楽しむことが1番です。ここが海外と大きく違う部分です。
12才以下のスポーツは、勝ち負けを先としたら、将来伸びない選手になります。

② 小学校を卒業するまでに3種目以上の競技に取り組む
12才以下のスポーツ活動は、1つの事に取り組み、極めるより
いろんなスポーツを経験させることが必要です。
理由は、ルールが異なることを理解させる。そして身体を動かす・遊び感覚から技能を学び取ることを自分で覚える力の為です。スポーツ技能力の自立習得の向上ですね。
その為、指導者は答えを教える指導法ではなく、答えを導く方法をたくさん教える技術が必要です。なので指導者は1つの競技の経験値だけでは対応が難しくなります。
幼児期・低学年・中低学年・高学年と成長するように、スポーツの内容や種目にも変化を与えてあげることがひつようです。

③ 褒めて伸ばす
褒めて技能を伸ばすと言うと、反対される方もいますが・・・
これは、褒めるという作業は厳しさの中でしか反応はしません。
ダラダラした練習や活動の中で褒める作業をしても、糠に釘ですね 
この「褒めて伸ばす」というのは、簡単なようで実に難しい作業です。
スポーツ指導は、コーチが答えを言ったらダメです。
数学と同じで、いろいろと考える経験と時間を与えて、自らの力で導き出すことが大事です。
これが本人の力となります。この力は、時代を経て、どんどん大きくなります。
余談ですが・・・学力が落ちたから、クラブを辞めさせる
それは全くの間違いですね。クラブを辞めても勉強なんかしません
これはスケジュールの自己管理が劣っているのが原因です。
食べる・練習をする・遊ぶ・勉強をする・・・・というスケジュールが決まっていないのが原因です。結果が問題ではなく、原因が問題です。話がそれましたが・・
この褒めるタイミングがベストの指導者にはたくさんの子供達が集まります。
その為に日頃の観察力が必要です。
女性が髪を切ったら、「髪切ったの~いいね~」と言葉で伝えてあげることと一緒です。
これが1週間も後なら、効果はありませんね(笑)
ヒントを与えて答えを導いたら褒めるという事です。
だから一方的に褒めてもダメなんだす。
ここで必要なことは、この子の為の課題(目標)を作ってあげる。
指導者その答えは決して教えない・・・ヒントはたくさん
そして結果を導けたら褒めるということです。

この3つの指導方法は、私の秘策です