新潟にある明訓高校野球部、弱小だった野球部を8回も甲子園に導いた佐藤和也元監督(現在は新潟医療福士大学野球部監督)のお話しを伺いました。

27才で監督になったときは、グイグイ選手を引っ張った・・・
でも指導の限界を感じた・・・と冒頭に話されています。

悩んだ末『信頼の絆』を目指すことにしました。
頼むぞの言葉に選手全員が奮い立ち、実力以上の力を発揮させることだそうです。

佐藤さんはこんな事を話しています。
「チームを作り上げるとか構築するというのは、チョット違うように思えます。見えや気取りを捨てて、自分の弱さを見せて、ありのままを出していく。つまり〝心のよろい〟をはぎ取っていくのが信頼を結ぶ作業だと思います」と・・・

確かに、そこにこそ監督と選手の信頼が生まれてくるのかもしれません。
殴っても、信頼は生まれません。怒るにしても、真剣に我が子に愛情をそそぐように怒らないと、子ども達には通じません。

「私は、いつしか甲子園に出場した監督という鎧(よろい)を身にまとってしまった。おおきな過ちをおかしてしまった・・・」とも話されています。

佐藤監督はこの〝肩書き〟があることで、自分の成長がピタッと止まってしまったと話されています。
そのおごりが、人に意見を求めなくなる人間になってしまう・・・と話されています。

全員とはいえませんが~そんな方・・・確かにいますよね~(笑い)

29年間、指導者として頑張られた佐藤監督さんは最後にこう話されています。
いろんな監督さんの指導方法を学び、お話しを伺い、経験を重ね、選手からたくさんのことを事を教えてもらい「笑顔の野球」に到着したと

新天地で、まさにゼロからスタートした佐藤監督(56才)の今後の活躍を学んで行きたいと思います。