大津市の痛ましい事故でもある、中学生の自殺問題。
虐めが原因であると、教育委員会も認めたが・・・

2009年から、また右肩上がりで虐めの問題件数が増えてきている。
2003年~2005年にかけて、虐めの問題に取り組んだ私が最終的に取り組んだことが、この少年のスポーツ育成事業です。

私なりの意見を書きますが・・・
虐めには、いくつかの理由というか、発症の原因があります。

ですが、問題は原因ではなくどの時点で気がつくかはてなマークここが解決のポイントです。

虐めというものは、受取方で違います。
仲がいい友だち同士と、そうでない関係では、言葉のキャッチボールが異なります。
やがて、無言の圧力となり、精神的なダメージへと変わっていきます。

では、一番最初に気がつくのは誰かはてなマーク
学校の先生ではありません。
お母さん(お父さん)なんです。

何日もお子さんの様子が『おかしい』とおもったら、まずは『虐め』を受けていると認識してください。ほぼ、100%間違いありません。

そこで、まず1つ目に行うことは、徹底的にママ友や子ども達に事情を聞くことです。
取材です。案外子どもは、正直に話してくれるものです。
その事を、担任の先生、又は学校長に相談することです。
この事情を受け流すような、不届きな先生がいた場合は(ごく、まれな状況ですが・・・)教育委員会へ足を運びましょう。

この時、ヒステリックにならない事、子ども達の為の行動で有ることを認識してほしいと思います。
虐めというものは、学校の中で起こるものです。
つまり、子ども達だけの密室の中で起こるものです。
当然、子ども達の範疇なので、ルールは極めて幼稚なものです。
ですが、大人がはいり、頭ごなしに怒鳴るだけでは、また虐めはくり返し行われます。

大人が入る時は、そのお子さんの問題に関係する、大人の皆さんも問題解決に関わり、事を進めて行くことが大切です。

当事者だけ(虐めた子と虐められた子の二人)ということはありません。
必ずその背景に、たくさんのお子さんが関わっているはずです。
それを、学校の先生一人に押しつけるのは、間違っています。
先生という責任を追及すれば、違う意見もあるかもしれませんが、先生も普通の人間です。
一人では解決できません。

虐めは、早期発見、早期解決が大切です。見て見ぬ振りは、事を大きくさせるばかりです。

また、虐められて学校に行きたくないショック!とお子さんが言ったら、行かなくて結構です。僕はそう思います。
行く必要はありません。ですが、勉強は大切なので、地域外の学校へ転校してください。
お子さんの為にも、少し離れた学校がベストです。転校は自由です。保護者の同意・納得がいくように物事を進めてください。

最後に、虐めの原因ですが・・・
学校の先生方ではなく、1番の原因は、実はご家庭であることが圧倒的に多いんです。
残念なのですが・・・これが本当なのです。
仕事が忙しくお子さんとのふれあいが少ない、夫婦ケンカが絶えない、夜親がいない、食事がままならない、家族で出かける事が少ない、家で父親(母親)が酒を飲んで暴れる、先生の悪口を言うなど・・・たくさん上げられますが、つまり家庭でお子さんの生活状況を把握出来ているところに、虐める・虐められるの発症は少ないということです。

学校の先生も最近は簡素になりました。5時になったら、帰る先生の姿もあります。
役所のようですね!!
子どもと本気で関われる時間は、実は学校が終わってからなのです。
授業時間は、仕事です。給金を頂いての事なので・・・ 
そうではなく、無料でつまり奉仕して子どもと関わるからこそ、子ども達も先生を尊敬できるのです。
先生方もその方が、よ~くお子さんを観察できると思います。

その為のクラブ活動なのに、最近の先生方は、めんどくさいだの、仕事を増やしたくないだの、スポーツは苦手なので・・・とか、専門外なのであせるといって、取り組もうとしません。
ぜひ、子ども達と授業以外で関わってほしいと思います。
先生という一人の人間への見方が変わるはずです。

長々書き込みましたが、虐めはいつの時代もあるものです。
なので、出来るだけ最小限で納めれば、傷も小さく納まります。
その傷はやがて、名誉の勲章となり、必ず素晴らしい成年となると思います。

地域の大人が責任をもって、子どもを育てれば、大津市のような虐めは無くなると提言します。
『ストップ・ザ・イジメ』は、一人の人間から始まります。