こんにちは!
岸和田市宮本町にあるうしまど歯科 院長の牛窓啓子です。
さて、今日は子供のかみ合わせのお話をしたいと思います。
3歳半検診のときも感じたのですが、
最近の子供さんはかみ合わせが深いことが多いです。
どんなかみ合わせかといいますと、
上の前歯が下の前歯を覆い隠して見えない子が多いんですね。
これを歯科では『過蓋咬合』といいます。
三歳半検診でのチェック項目のひとつです。
けれど、三歳半ではマウスピースなどの装着も難しく、発見しても経過(成長)を見ていきましょう……
と指導されます。
過蓋咬合のお子さんに、どんな指導をしていくべきなのか?
なにが効果的なのか?
それを悩んでいたのですが、
昨日行ってきた岸和田市歯科医師会の講習会で、
同期入会の先生から、面白いお話を聞きました。
なんと、子供の過蓋咬合は、下あごの成長不足が原因のひとつだというのです!
それというのも、最近の子供は昔に比べ、かたい食べ物、噛みにくい食べ物をあまり食べません。
あまり噛まなくても飲み込める、柔らかい食べ物ばかり食べた結果、下あごへの刺激が足りず、成長が促進されません。
その結果ちょうつがいの動きをしているあごの関節が回転するように上の歯の内側にはいってしまうのだそうです。
さらに進行すると、上の歯が邪魔で下あごの前ぽうへの運動が阻害されます。
そしてさらに、下あごの成長が抑制される結果に……
その結果、
乳歯列のかみ合わせだけでなく、大人の歯のかみ合わせにも悪影響を及ぼすこともあるのです。
なんということでしょう。
皆さんも、お子さんのかみ合わせを確認してみてください。
上の前歯で下の前歯が隠れてしまい、見えないようでしたら、要注意です。
普段のお食事が、あまり噛まずに飲み込める、柔らかい食べ物に偏りがちな可能性があります。
気付けた今がチャンスです!
お子さんが良くかまないといけない、かたい物も食べさせるように気を付けましょう。
「よーく噛んで食べるのよ~」
という声かけも忘れずに!
それでもあまり改善されない場合
6歳ごろになると、マウスピースもつけられるようになります。
かみ合わせの治療ができるマウスピースもありますので、お悩みの方は一度ご相談くださいね。
うしまど歯科では、歯磨き指導やフッ素の使い方のアドバイスも積極的に行っています。
歯のこと、相談もいつでもお聞きしますので、是非一度ご来院ください。
うしまど歯科ではネット予約も行っています!
この機会に定期検診はいかがですか?
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