阿久悠さんによる人麻呂の歌の解説を続けます。



恋死なば恋ひも死ねとか


   玉鉾(たまほこ)の路行く人の


               事も告げなく



灼けた肌抱きしめて


つかのまのときめきに


昼も夜も 夜も昼も


はげしい恋の火 もやして


たとえ真夏の嵐のように通り過ぎても


この恋は 恋は この恋は


いつわりの影もない


死ぬほどに狂おしく


昼も夜も 夜も昼も


せつなくくちびる かさねる


      ( 「真夏のあらし」  唄  西郷 輝彦 )




画集「こころの風景」


                   静物 その2