関西人なら誰でも使っているとは思んやけど、「エライなぁ」という言葉。文字通り「偉い」って意味もあるんだろうけど「すごい」とか「疲れた」的な意味合いで通じる。全然意味合いは異なるがその文脈で大体どっちの意味で使っているのかは分かるはず。てかそう信じてた。嫁さんに切れられるまでは。
 まだ付き合っていたころにあちこちに買い物につきあわされて、ようやく部屋に戻ってきて
 「あー、エライなぁ。今日はエラかった」
 などといいながら荷物を下ろしていたら、突然嫁さんに切れらてた。
 「何よ!!自分がそんなに偉いの?ヾ(▼ヘ▼;)」
 ???(=◇=;)
 こっちは何を怒っているのかさっぱり分からない。何か俺また地雷を踏んでしまったの?それとも思い出しギレ???
 よくよく訊いてみると俺が偉いというふうに理解したらしい。エライ=疲れた という意味を説明したものの、いまいち納得していない様子。言葉が異なるとコミュニケーションも大変なのね。
 
 そーいえばこんなことにもキレていた。これまた関西人限定になるのかもしれないが、関西人は飴玉のことをアメちゃんという。大体子供からお年寄りまでアメちゃんというはずなのだが、どうにも嫁さんは俺がかわいこぶって言っていると勘違いしていたらしい。
 「何よ!!アメちゃんアメちゃんって。いいトシこいてヾ(▼ヘ▼;)」
 その嫁も今ではアメちゃんを常にカバンに入れて持ち歩いている。環境が人間を変えていくようである。