「消費者視点」、「生活者視点」、「ユーザー視点」といった言葉を聞いたことはないだろうか?
これは、「提供者の論理でモノを考えずに、利用する側の視点でモノを考えろ!」という考え方で、「提供しやすいものではなく、使う側のベネフィットを出発点として考えないと、的はずれなものを作ってしまう。」という陥りやすいミスを戒めるものといえる。
「じゃあ、生活者視点に立てばいいんだ」…と、ここまでは誰でもすぐに納得できる話であり、「自分ならどういう製品/サービスが欲しいんだろうか?、どうだと嬉しいんだろうか?」と発想を広げていくのだ。
しかし、ここに盲点がある。
【生活者視点の盲点とは】
今の生活者は一つにくくるのが極めて難しく、自分の視点だけで考えると多かれ少なかれ偏ってしまうはずなのだ。
自分を例にとると、30代男性、東京の会社に勤務し、平日は残業が多く、一応土日休み。仕事柄ITネタなどどちらかというと知識がある方だ。さて、これだけでも既に偏りがあることが分かる。この視点で考えると、たぶん市場を読み間違える。
具体的に言うと、以下のような偏りが考えられる。
(1)男性なので、女性とはものの感じ方が違う可能性あり。
(2)高い年代や若年層と価値観が異なる可能性あり。自分の年令は「アンチバブル」思想が強いのだ。
(3)東京勤務なので、自動車で職場に向かう地域の人とライフスタイルが異なる。
(4)夕方5時や6時に仕事が終わる人とライフスタイルが異なる。アフターファイブって何?という寂しい日常。
(5)美容師さんなど、平日に休みがある人とはライフスタイルが異なる。休みに行くと大体どこでも混んでいる。
(6)専業主婦、学生(?)など、平日昼間に自由になる時間がある人の行動パターンがぴんとこない。
(7)ITネタなんて、知らない人は全く知らない世界である。大体「ハイビジョン」「VGA」とかいっても普通は理解できない。
そうなのだ、生活者視点で考えること自体は大正解なのだが、「自分というメガネ、モノサシ」でモノを見ていることを決して忘れてはならない。
ここからが大事な点である。つまり、自分とターゲットとする生活者の偏りを補正していくのだ。
【自分とターゲット層の偏りの補正】
具体的には、周りの人に話を聞いたり、新聞や雑誌をみてみたり、街をぶらついたときに人の行動を観察してみたり、ブログや掲示板をみてみたり、調査を通じて人の意見に接してみたり…そういったことを繰り返していく中で、「こういう人なら、こう考えるだろう、こう感じるだろう」というパターンを自分の中に築いていく。
今の若い男性なら、車にはほとんど興味がなく、自分のステータスというか自己主張はファッションで表すのではないか。また、最新のIT機器を持っていることにも、詳しいことにもステータス性はなく、むしろスマートに機器やサービスを必要なところだけ使いこなすことを重視しているのではないか?多少オタクっぽさはあるが、昔のオタクほどのこだわりはなく、人生かけていない。
…といった具合だ。(たいそうなことを言って、実は外れてたらゴメンナサイ。)
基本的に、「自分とは違う発想、価値観を持っているはず。」という視点で考えることが大事だろう。
【男女の差】
もう一つ面白いのが、男性は若い頃に出来た価値観や習慣を、そのまま引っ張って行きやすい傾向があり、女性はそれが弱いため、これも理解のために利用できる。
私も含め、男性の上の世代の人は、「車はマニュアルがかっこいい!」「ひげを剃ったらアフターシェーブローションは必須だ!」とか、こだわりがあると思う。若い世代ならば、ファッション、ライフスタイル面にこだわりがありそうだ。男性はこの手が使えるのだ。
逆に女性は、男性よりミーハー気質が高い(流行に敏感である)ことと、結婚・出産などライフスタイル変化の影響が大きいため、男性ほど単純にはいかない。その分、今の時代を理解しておくことが重要なのだろう。(これ以上書くと、きっとボロが出るのでやめときます。)
【つまり】
ここまでおおまかにしかに述べていないが、とにかく、「自分が欲しいと思うモノ・サービスを作ること」も決して悪いことではない。しかし、それだけでは十分とは言えない。「ターゲット層ならどう考えそうか、何があると嬉しいと思うのか?どういうメッセージを投げるとグッと来るのか?」という思考を身につけ、そのパターンをたくさん持つことが大事なのだ。
偉そうなことを述べてきたが、自分もまだ想像できる生活者のパターンが多いとは言えないので、まだまだ精進が必要だろう。
これは、「提供者の論理でモノを考えずに、利用する側の視点でモノを考えろ!」という考え方で、「提供しやすいものではなく、使う側のベネフィットを出発点として考えないと、的はずれなものを作ってしまう。」という陥りやすいミスを戒めるものといえる。
「じゃあ、生活者視点に立てばいいんだ」…と、ここまでは誰でもすぐに納得できる話であり、「自分ならどういう製品/サービスが欲しいんだろうか?、どうだと嬉しいんだろうか?」と発想を広げていくのだ。
しかし、ここに盲点がある。
【生活者視点の盲点とは】
今の生活者は一つにくくるのが極めて難しく、自分の視点だけで考えると多かれ少なかれ偏ってしまうはずなのだ。
自分を例にとると、30代男性、東京の会社に勤務し、平日は残業が多く、一応土日休み。仕事柄ITネタなどどちらかというと知識がある方だ。さて、これだけでも既に偏りがあることが分かる。この視点で考えると、たぶん市場を読み間違える。
具体的に言うと、以下のような偏りが考えられる。
(1)男性なので、女性とはものの感じ方が違う可能性あり。
(2)高い年代や若年層と価値観が異なる可能性あり。自分の年令は「アンチバブル」思想が強いのだ。
(3)東京勤務なので、自動車で職場に向かう地域の人とライフスタイルが異なる。
(4)夕方5時や6時に仕事が終わる人とライフスタイルが異なる。アフターファイブって何?という寂しい日常。
(5)美容師さんなど、平日に休みがある人とはライフスタイルが異なる。休みに行くと大体どこでも混んでいる。
(6)専業主婦、学生(?)など、平日昼間に自由になる時間がある人の行動パターンがぴんとこない。
(7)ITネタなんて、知らない人は全く知らない世界である。大体「ハイビジョン」「VGA」とかいっても普通は理解できない。
そうなのだ、生活者視点で考えること自体は大正解なのだが、「自分というメガネ、モノサシ」でモノを見ていることを決して忘れてはならない。
ここからが大事な点である。つまり、自分とターゲットとする生活者の偏りを補正していくのだ。
【自分とターゲット層の偏りの補正】
具体的には、周りの人に話を聞いたり、新聞や雑誌をみてみたり、街をぶらついたときに人の行動を観察してみたり、ブログや掲示板をみてみたり、調査を通じて人の意見に接してみたり…そういったことを繰り返していく中で、「こういう人なら、こう考えるだろう、こう感じるだろう」というパターンを自分の中に築いていく。
今の若い男性なら、車にはほとんど興味がなく、自分のステータスというか自己主張はファッションで表すのではないか。また、最新のIT機器を持っていることにも、詳しいことにもステータス性はなく、むしろスマートに機器やサービスを必要なところだけ使いこなすことを重視しているのではないか?多少オタクっぽさはあるが、昔のオタクほどのこだわりはなく、人生かけていない。
…といった具合だ。(たいそうなことを言って、実は外れてたらゴメンナサイ。)
基本的に、「自分とは違う発想、価値観を持っているはず。」という視点で考えることが大事だろう。
【男女の差】
もう一つ面白いのが、男性は若い頃に出来た価値観や習慣を、そのまま引っ張って行きやすい傾向があり、女性はそれが弱いため、これも理解のために利用できる。
私も含め、男性の上の世代の人は、「車はマニュアルがかっこいい!」「ひげを剃ったらアフターシェーブローションは必須だ!」とか、こだわりがあると思う。若い世代ならば、ファッション、ライフスタイル面にこだわりがありそうだ。男性はこの手が使えるのだ。
逆に女性は、男性よりミーハー気質が高い(流行に敏感である)ことと、結婚・出産などライフスタイル変化の影響が大きいため、男性ほど単純にはいかない。その分、今の時代を理解しておくことが重要なのだろう。(これ以上書くと、きっとボロが出るのでやめときます。)
【つまり】
ここまでおおまかにしかに述べていないが、とにかく、「自分が欲しいと思うモノ・サービスを作ること」も決して悪いことではない。しかし、それだけでは十分とは言えない。「ターゲット層ならどう考えそうか、何があると嬉しいと思うのか?どういうメッセージを投げるとグッと来るのか?」という思考を身につけ、そのパターンをたくさん持つことが大事なのだ。
偉そうなことを述べてきたが、自分もまだ想像できる生活者のパターンが多いとは言えないので、まだまだ精進が必要だろう。