先週放送された「千の風スペシャル・戦場のなでしこ隊」を見ました。戦争を題材にしたドキュメントやドラマは私は極力見るようにしているのですが、この類の番組はある種覚悟のようなものを持ってからと思っているのでリアルタイムではなく録画してからじっくり見ることにしています。
"戦争ドラマ"というよりも"戦争ドキュメント"色が強かったこの番組。それだけにいつも以上に心の中に重くのしかかるものを感じずにはいられませんでした。今、私たちが普通に生きていること、そのことの幸せ・ありがたさを改めて思い知らされた気がします。
知覧の特攻隊のことは映画「ホタル」で知りましたが、彼らを見送ったなでしこ隊のことは今回初めて知りました。
恋人との思い出のマフラーを手に出撃していった人
自分の存在を忘れないでほしいと写真を託して出撃していった人
最後まで親に自分が特攻であることを告げずに出撃していった人
いつも毅然としながらも最後に涙を見せて出撃していった人
皆若い将来のある人たちでした。笑って死んでいった人なんて一人もいない。「死」を運命づけられていた特攻隊員たちの苦悩をなでしこ隊の人たちは間近で見ていた。出撃する人も、見送る人も、想像を絶する苦しみや悲しみを背負っていたと思う。
特攻の母と言われた鳥濱トメさんが終戦後に「引きとめなければいけなかったのに自分は笑顔で送り出してしまった」と泣きながら悔やんだ話は有名ですが、ドラマとしてその場面を見た時にはもう涙が止まらなかった。そして燃やされる特攻資料を前に前田さんの祖父が言った言葉
「散っていった者たちへの一番の供養は戦争をしないことだ」
という一言はズシリと胸に響きました。あんな惨いことは二度と起こしてはいけない。平和を祈りながら終始涙が止まりませんでした。
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知覧からの手紙
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