先日、当事務所主催の事業承継セミナーを開催しました。
今年度の、税制改正で特例事業承継税制が拡充し相続税や贈与税の納税が猶予されるということもトピックスですが
税制でのサポートは事業承継をするうえでありがたいことも多いですが、
事業承継とは税金云々だけで解決するものではないということを伝えたかったのです。
中小企業庁HPより
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2018/180725jigyouShokei3step2.pdf
誰を後継者にするか。どのように引き継ぐか。引き継ぐ価値のある会社なのか。(引き継ぐ価値のある会社にするためにはどうすればよいか)
中小企業の経営者の平均年齢は65歳を過ぎている。中小企業は地域経済や雇用、大きく言うと日本経済を下支えしている。その中小企業が円滑に事業承継でき、地域経済や雇用を維持できるようにと考えて
税制優遇や補助金などサポートを、この10年間を事業承継の集中支援の期間と国も位置付けている。
昨年、4月に税理士のG先輩がダイヤ精機㈱の諏訪貴子社長の話を聞きたいから、諏訪に呼ぼう(ダシャレではありません)
と企画した、諏訪貴子社長の講演は、まさしく事業承継。
父親の急逝で32歳の若さで、しかも女性で、社長となった諏訪社長の講演は、中小企業の社長さんや、我々税理士にとっては大変勉強になる内容でした。
その諏訪社長が書いた本「町工場の娘」が、同じく昨年、NHKでドラマ化され「マチ工場のオンナ」というタイトルで放送されました。
内山理名さんが主演でしたが、さすが女優さん。諏訪社長と被ってみえて、講演内容がそのままドラマになっていたので感激しました。
脚本もアレンジはしているとは思いますが、金融機関の対応はうまく描いているなと感じましたし、従業員などの対内的なところと、取引先などの対外的なところは、いいところ悪いところをそれぞれわかり易く、現実をしっかり表現していて、とても面白いドラマでした。
NHKオンデマンドで今年いっぱい見れますので、見逃した方は有料ですが見ることをお勧めします。特に後継者は必見です