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元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、東京都中野区の吉原健二さん(76)宅の近くで18日の事件発生約7時間前に不審なワゴン車が目撃されていたことが分かった。犯人が下見していた可能性がある。さいたま市の山口剛彦さん(66)宅の事件では、被害者らしいうめき声から犯行時間帯がほぼ20分間に絞り込まれた。双方の現場で採取された足跡はいずれも運動靴で、警視庁と埼玉県警の共同捜査本部の調べで、徐々に犯人の行動が浮かびつつある。
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中野区の吉原さんの妻靖子さん(72)が重傷を負った事件で、18日午後6時半の発生から約7時間前の午前11時半ごろ、南東に約150メートル離れた路上に、見かけないワゴン車が停車しているのを近所の女性(48)が目撃していた。運転席には四角いつばの野球帽をかぶった20~30代の男が座っていたという。逃走した犯人とみられる足跡があった道路だった。警視庁は何者かが下見をしていた可能性もあるとみて、女性から事情を聴いた。
女性によると、ワゴン車は黒か紺色のワンボックスタイプ。エンジンを止めた状態で道路左側に停車し、右前部のバンパーにはすったような傷があった。他に人が乗っていたかは見ていないという。
道路は一方通行で、止まっていた場所からまっすぐ進めば吉原さん宅そばの十字路交差点。吉原さん宅からこの道路にかけ約100メートルにわたり足跡や血痕が残され、ワゴン車は足跡が途切れたあたりからさらに50メートル進んだ地点に止まっていた。
午後0時半ごろ、同じ道を通った別の女性は「車は止まっていなかった」と証言し、ワゴン車は短時間で移動したとみられる。
近所の別の女性によると、前日17日午後1時半ごろにも黒っぽいワゴン車が同じ道路に止まっていた。18日に停車していた場所から約20メートルほど吉原さん宅側の十字路寄りで、エンジンをかけず、人は乗っていなかった。【古関俊樹、山本太一】
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